好きかよ、～kento.N kyohei.T～ (ページ14)

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11年前

当時、幼稚園の年長だった、Aと恭平と大雅。

あと1ヶ月で小学生になる、幼馴染3人組だった

いつでも笑顔で明るいA

イケメンでお調子者の恭平

ちょっと毒舌でみんなから好かれる可愛い大雅

みんなが認める仲良し3人組で、ケンカしてもいつの間にか仲直り。

ずっと離れることなんてない、周りも本人たちも、そう思ってた

でも、上手くはいかなかった___

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恭平「先生たちの部屋、忍びこもうぜ！」

大雅「いいねいいね！俺たち忍者隊だ！」

恭平「うん！忍者隊！潜入！！」

A「ちょっと、待って！」

大雅「A！Aも忍者隊やで！」

A「忍者やだー！お姫様がええー！」

恭平「Aはお姫様で、俺たちは忍者！」

大雅「そうだな！早くいこーぜ！」

恭平「準備、完了！」

大雅「完了！」

A「潜入するで！」

大雅「よーい、ドン！」

3人がいっせいに職員室に入った

昼休憩で先生たちは外だから、誰もいない

恭平「なんか盗もうぜ！」

大雅「せやな！何にする？」

A「1人一個持ちかえろ！」

恭平「俺、本持って帰る！」

大雅「大雅はねー、お花持って帰る！」

A「あ、私もお花がいいー！」

大雅「大雅がお花だぞ！」

A「お姫様がお花なの！」

大雅「大雅がお花！」

A「私がお花！」

A「私がお花取るから！」

Aが花びんに向かって走った

大雅も花びんを盗もうと走った

大雅「大雅が取ったから！大雅がお花！！」

A「ちょっと！貸して！私がお花！」

2人で花びんの引っ張り合いになった

恭平「お前ら、危ないぞ！」

A「もう、大雅なんて知らない！」

Aは大雅を花びんで叩こうとした

恭平「危ない！！」

大雅が花びんを押し返した

花びんはAの方に向かってにぶく飛んだ

A「っっっ！」

パリーン！！

花びんがAの前で割れた

ガラスの破片が飛び散る

(♡)「A！！」

恭平「大丈夫！？？」

A「痛い……ぅうっっ！」

Aの頬には、傷ができていた

恭平「A！血……」