なにわは ¨ 男女 ¨ になります。 03 (ページ20)

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長「僕のは、両片思い同士で
遊んだ帰り道にっていうテーマです」

大「はい、じゃあよーいアクション！」

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¨ 隣同士に並んで歩く演技をする長尾と倉田A ¨

長「 Aちゃん、今日はありがとう」

「こちらこそ、ありがとうね」

長「 Aちゃんと一緒にいたらほんまに楽しくて、
僕が言うことに対して笑ってくれるのも嬉しくて…
Aちゃんは楽しいって思ってくれてる？」

「うん、思ってるよ」

そう言うと、
横で歩いていた長尾ちゃんが
ギュッとわたしの手をとり一点に目を見つけてくる

長「 Aちゃんと僕って、
ものすごく相性いいと思うんです…
だから、付き合ってくれませんか？」

「はい…っ」

わたしが頷くと、

両手で包むだけだった手を
恋人繋ぎに変える長尾ちゃん

そこで大ちゃんのカットがかかった

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大「めっちゃストレートやしめっちゃいい」

長「現役高校生ならではの純粋さ出しました」

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恭「俺のテーマは、
頑張りすぎてる幼馴染を励ますっていうやつです」

大「なんかモヤっとしてるな
まあいきましょ、よーいアクション！」

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¨ 高橋に背を向け作業をしている倉田A ¨

恭「どうしたん？疲れてんの？」

「仕事が忙しくて全然休めてなくて…
でもわたしが頑張らないと終わらないから」

恭「 A、こっち向いて？」

「ん？…っ」

振り返ろうとした瞬間、そのまま手を引かれて
恭平ちゃんの胸の中にすっぽりと埋まる身体

それと共に悲鳴に近いお客さんの黄色い声

恭「なんで俺の前でも無理してる顔見せるん？
俺の前では無理せんとおってほしいねん」

恭「誰よりAのことがすきやから」

マイクで拾えるギリギリの大きさで
耳元で囁かれて、身体の力が抜けてしまう

それすらも読んでいたように
抱きしめる腕に力が増したのがわかった

そこでストーップと止める大ちゃんの声

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丈「 19歳がやることちゃうって」

道「さらっと呼び捨てしてた」

恭「まあそこは、幼馴染の設定やしね」

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