▽ 自撮りは口実です ¨onishi¨ ページ16
〔 onishi side 〕
流「 もう一枚撮りましょ！ 」
「 おおにっちゃんー、もうこれで何枚目？ 」
流「 日刊用ですもんー 」
みんなが楽屋で自由な時間を過ごす中、
僕はAちゃんをつかまえて
日刊用の自撮り中〜〜〜♪
何枚撮るんよー、って言われるけど、
ひょいっとカメラを向けたら
ちゃんとポーズとってくれるあたり優しいなあ
.
大「 なんか、おおにっちゃんって、
Aにべったりでも許されてる雰囲気あるよな 」
和「 かわいい！で許されてるー 」
なんか視線感じるなと思ったら、
大ちゃんと大橋くんに
嫉妬の塊みたいな目で見られてる
なになになに、怖いんやけど！
.
「 おおにっちゃーん、もう撮らん？終わり？ 」
流「 っ、ううん！まだ！まだ撮る！ 」
Aちゃんの声にハッとして、
大ちゃんと大橋くんから視線を戻して
また自分たちにカメラを向ける
.
流「 んー、Aちゃん、もっと僕に顔寄せて？ 」
「 おおにっちゃん…近い…っ 」
流「 近寄らないとうつりませんー 」
僕が手を伸ばせば
特別近寄らなくても全然うつるけど、
自撮りっていう口実を使いながら、
Aちゃんにグッと顔を近づけた
.
流「 顔、真っ赤ですよ？ 」
「 さっさと撮って…！ 」
そう言ってAちゃんの方を見たら
思っていた以上に近くて僕も焦ったけど、
そんなことよりも、
恥ずかしさを隠せていないAちゃんが
どうしようもないほどに可愛くてたまらない
.
流「 ふふ、Aちゃんかわいいー！ 」
「 …っ、疲れた 」
流「 カメラロールがかわいいAちゃんでいっぱいです 」
うれしくて何回も往復して
カメラロールを見てる僕の隣で、
ぐったりするAちゃん
「 日刊用いっぱい撮れたよね…？ 」
流「 はいー、ありがとうございます♪ 」
最初はほんまに日刊用やったけど、
後半はAちゃんと引っ付きたかっただけ
ってことは僕だけの秘密！
.
.
.
( おおにっちゃん、Aに引っ付きすぎ )
( だってー、かわいいんやもん！ )
( じゃあ俺とも撮ろうよー )
( 嫌！大ちゃん、ちゅーしてくるもん！ )
.
.
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作者名：オカユ
| 作成日時：2019年7月11日 17時
