▽ うずくS心 ¨ohashi¨ ページ22
.
「 はっすーん 」
和「 んー？ 」
なにー、って顔をするはっすんに
丈くんと買ってきたプリンを差し出した
「 プリンおごってな？って言ってたでしょ 」
和「 ほんまに買ってきてくれたん！ 」
「 丈くんが声かけてくれてさっき行ってきたよ 」
めっちゃうれしい！と言って
プリンの袋を開けて目をきらきらさせる
かと思ったら、もう食べ始めてるし…
.
和「 丈くんは？一緒に来てないん？ 」
「 用事があるから先に行っといてって言われた 」
和「 丈くんの分、置いといた方がいいかなあ 」
口ではそう言ってるけど、
食べ進める手に止まる気配もないし
ちゃっかりふたつめの蓋も開けてるやんか
「 置いとく気ないやろー 」
和「 へへへ 、なーい 」
「 バレバレでーす 」
和「 全部食べていい？ 」
「 ふふ、いいよ 」
目の前でうれしそうに食べるはっすんを
なんの気なしにぼーっと見てたら、
それに気付いたのか、
わたしの隣に腰をおろすはっすん
.
和「 ん、一口あげる 」
「 え、いいよ！ 」
和「 食べたそうにこっち見てたやん 」
早くと言わんばかりの雰囲気で、
容器からプリンをすくって差し出してくれるけど
「 …っ、もう一個スプーンない？ 」
和「 あ、ごめん、嫌よな！ 」
「 ちがっ、そういう嫌じゃなくて… 」
はっすんは一瞬、ん？って顔をしたけど
すぐに意味を理解したみたいで、
わたしの肩をコツンと叩いて笑い始めた
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1016人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：オカユ
| 作成日時：2019年6月26日 17時
