関西がーる4 (ページ2)

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突然ページ2

高橋恭平side

1週間ぶりにAに会った日の夜のこと

スマホには【A】の文字

電話に出るといつもとなんか違う、気がした

『ごめん、今いい？』

「ん、大丈夫やで。」

『あのな、』

「ん？」

『.....別れて欲しいねん、私と。』

予想もしてない言葉になんも言えんかった

だって、別れたくないって、、、

『正直、東京と大阪で上手く付き合える気せん...
今よりもっと会えなくなるし、兼任やから忙しいし、それで恭平に寂しい思いさせんのも、寂しくなるのも嫌やねん。』

「や.....そんなん、やってみな分からんし...会うのは減るかもやけど、そんな理由で、」

『...ごめん、別れて欲しい。』

「いややって...俺、Aやないとダメやねん...Aがいいねん、」

涙がポロポロ落ちてくる

『っ、でもごめん。私も辛いねん。私が選んだ道やけど、私が悪いんやけど.....せやったらなんも考えずライバルとして恭平とはいたい。』

「っ！」

そんな悲しそうな声で言われたら...

「.....わかった...けどな、俺はずっとAのこと好きやから、東京に行くことも納得出来てへんけど、頑張るから...そしたらまた付き合ってくれる？」

『...うん。恭平が浮気せんかったら、な。』

「せぇへんし！Aこそ、龍我とかに浮気すんなよ。」

納得したように言ったけど、全然出来てなくて、

電話が切れてから、今までにないぐらい涙出てきて、

Aの存在の大きさを改めて知ったし、

どれぐらいAのこと好きなのかも、、、

「.....ｸﾞｽｯ...わかれたく、ないよ...」

この言葉は、Aに届けられんかったな