関西がーる4 (ページ10)

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藤井直樹side

Aが倒れたその日、面会ギリギリまでいたけど目は覚まさなかった

次の日、HiHiとの仕事を終えてみんなで病室に向かった

？「お前な、ほんま無理しすぎやねん。頼れって言ったよな？ほんま、泣いてたで大吾たちも。」

病室から誰かの声が聞こえた

？「じゃあ俺仕事行くから、ちゃんと休めよ？」

病室の扉が開いた

大倉「お、メンバーきたで。」

病室にいたのは大倉くんだった

佐藤「Aっ、！！！！！」

浮所「A...っ、ほんとに、本当にごめん。」

『...私の、方こそ迷惑かけてごめんな？』

いつもよりか細い声に胸が締め付けられる

良かった、と手を握れば細くて、力を入れたら折れてしまいそうで...

『一応、検査とかして明日には退院だって。拒食症では無いから、大丈夫。』

大丈夫

その言葉を聞いてハッとした

恭平「Aが大丈夫大丈夫って言う時は、大丈夫じゃないこと多いから。目伏せて言う時は特に。」

「...大丈夫じゃないならちゃんと伝えて。俺らはもうメンバーなんだよ、Aと一緒に頑張っていくんだよ。だからさ、ちゃんと教えてよ...。」

『...このままだとほんまに拒食症なるかもって、言われた。でもな、別に私のこと気にかけんでいいから。どうせ一時のメンバーなん、みんな知ってるんやろ？』

「...っ！？」

橋本「なんで、それ、」

『知ってるよ、全部分かってる。』

Aの加入が決まった日、事務所の人に話をされた

男「所詮一時的なメンバーだけどな、宮下は。あいつはどこに行ってもデビューさせねぇよ。だから安心しろ、デビューするとしても宮下抜きだ。」

その言葉を聞いた時、Aのなにわ男子脱退が意図したものでは無いことぐらい容易に予想出来た

それと同時に、口止めをされた。

先輩とか滝沢くんにバラしたら、Aのジャニーズとしての生活はないって

高橋「例えそうだとしても、メンバーなのに変わりはないよ。だからそんなこと出来ないよ、気にかけまくるから！！」

岩崎「ウザイぐらいにね、」

佐藤「もう嫌！って言われるまで絶対に離さない！」

『ありがとう。こんなことに巻き込んでごめんね。みんなに...3つお願いしてもいい？』