Ｌife . 27 ページ27
.
やっと目の前に見えてきたA 。
必死に腕伸ばして
Aの腕をつかむ 。
廉「 、 A っ !」
貴「 ふ っ 、 ぅ ‥ 」
俺に腕を掴まれて
ぴた 、 と動きを止めるA 。
もう こんな濡れて 。
髪も制服も
ぐっしょりやん 。
寒いせいなのか
泣いてるせいなのか
肩は小さく震えてて 。
廉「A 、 ちょ 此処じゃ雨直撃やから 。
雨宿りせーへん ?」
貴「 、 ‥ ん」
すんなんて 、
小さく鼻を鳴らしながら
腕を引く俺についてくるA 。
‥ 俺やったら泣かせんのに 。
Aの腕を掴みながら
そんなこと思った 。
.
幸いにも 、
家に近くて 。
Aの家に帰そうかと思ったけど
A曰く 、
紫耀先輩と居たとこに居たくない ‥ って云うて 。
せやから
俺の部屋に居る 。
2人ともずぶ濡れやから 、
一応着替えてもらって 。
着替えくらい取りに行けっていつもならいっとるけど
いつもと違いすぎるA見てたら
そんなこと言えなくて 。
、 うん 、
ちょっと抵抗はあったけど
俺の服着せた 。
俺より小さいAは
俺の服でもぶかぶかなくらいで 。
‥ ちょっとｷｭﾝってきてもーた 。
廉「 、 で ? 何があったん ?」
ベｯﾄﾞの上で
頭にタｵﾙを被るAにそういうと
Aは自分の手をきゅうっと握りしめた 。
貴「 、 のね 。 先輩が 」
廉「おん」
貴「 キｽしてた 。 ‥ 他の女の先輩と」
‥ ぶちって
俺の中の何かが切れた 。
ほら云うたやろ
俺の目には狂いはなかったんや !
女たらしやと思ってたもん 。
ばーか なんて 云おうかと思ったけど
‥ 云えるわけないやん 。
だってA
ぽろぽろ泣いてんねん 。
貴「やっぱ 、 紫耀先輩は
可愛い子がいいのかなあ ‥ 」
廉「A 、」
貴「そ 、 うだよね 。 当たり前か 。
みんな可愛い子が好きなんだよな − 」
ははって軽く笑って 。
それでもなお体は小さく震え続けてて 。
A 、 ごめん
そんなA
見てられないねん 。
貴「れ 、 ‥ ん っ 」
気付けば 、 俺は
Aにキｽしてた 。
.
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めいぴー - ふつーにキュンキュンしました！ でも漢字がむずかしかったです笑 (2017年11月4日 0時) (
レス) id: 8c29ca5bea (このIDを非表示/違反報告)
左目の下のえくぼ - いいですね〜この話♪キュンキュンしすぎて逝きそうでした← 最高ですよん( *´艸｀) (2014年6月4日 19時) (レス) id: 1cfb6af03e (このIDを非表示/違反報告)
愛衣(プロフ) - りらさん 、こんにちは ! 完結 おめでとうございます ´ ` * ← 廉くん 、最高でした 〜 平野は 、腹黒さんでしたけども 、笑 これからも 頑張ってください ♪" (2014年3月25日 11時) (レス) id: 1140775308 (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - 死ぬかと思いました。もう、やっばすぎて”(ノ><)ノこの小説めっちゃ大好きです!!もうきゅんきゅんですよお(≧∇≦)これからもがんばれんれんです＼(^―^)／ (2013年11月12日 19時) (携帯から) (レス) id: 45c53173d2 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん - 廉くんやばいっす!!キュンキュンしっぱなしでしたぁ。これからも頑張ってください。 (2013年11月1日 23時) (レス) id: 2bd81fe359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：平野りりり 〆.
| 作成日時：2013年7月20日 22時
