今夜、何食べる？

23＊ ページ23

「んっ…」


ゆっくり瞼を開けて

寝ぼけた頭で寝返りをうったら



「痛っ…、え…？」


なんだろ、この身体のダルさに
腰の痛み…っていうか、下半身の痛み…？





「あっ！！！」


パッと視線を上げると



TH「おはよ。」

って、テテが微笑んでて



「…おはよ///」

一気にそれまでの記憶が呼び覚まされて
恥ずかしくて毛布を被って顔を隠した



いや、無理だ。

こんな朝陽が射した明るい部屋で
たるんだ身体を晒すわけには…



TH「じゃあ、俺そろそろ帰るね…」

「え…？」



思わず被ってた毛布を下げて
テテを見上げると
すでに服を着て立っていて



TH「Aヌナは今日は有休だもんね
俺、会社行かなきゃ…だから」

「あ、うん…
そうだよね、仕事がんばって…」



って、そのまま部屋を出て行く
テテの後ろ姿が素っ気なく感じて…




あれ…

昨夜は、その、あんなに激しく…///



って、もしかして
とりあえずお腹空いてるから
食べちゃったけど…
美味しくなかったって事…？



確かに、私に新鮮さは無いし
思ってたんと違う…ってなったとか…？






って、考えれば考えるほど
マイナスな事しか浮かばなくて…


そのまま枕に突っ伏すように顔を埋めた




♪♪♪〜


鳴ってる携帯を手だけ伸ばして取って
画面を見ずにそのまま出てみると





？『あ、やっと出たぁ〜』


「えーっと、どちら様ですか？」


聞きなれない若い子の声に
なんだ、今流行りのアポ電か？←

そんなお金はないし
こちとら、今それどころじゃないんですが…



JM『あれ？ちゃんと名前も登録してたんだけどなぁ〜、ジミンです。こないだの合コンで隣だった可愛いジミナですよ〜！』


「あ、あぁ…。あの時の…」



ラーメンちゅるちゅるのジミンくん！←

って、こんな朝早くから何？
って、自分のこと可愛いとか言った？

色んな意味でスゴイな…(白目




JM『昨日からずっと電話してたけど
なかなかAさんが出てくれないから〜
早寝早起き元気な子なんですねっ！』


って、今のネガティヴ思考の私には
この能天気なポジティブさに
ちょっと救われたかも…(ホッ

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