Osmanthus (ページ16)

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「「いただきます！」」

皆で出来上がった朝ご飯を食べる

因みに謙杜くんは予定があったみたいで

1時間前くらいに帰ったらしい

結局連絡先交換せんかったなって思いながら

卵焼きを口に運ぶ

『美味し！！』

駿「美味すぎる…

大橋くん、俺ん家に毎朝届けてくれません？」

丈「ヤクルトか！住んだ方が早いで」

美味しすぎてめちゃめちゃなこと言うてる駿佑くん

『でも分かるで、私の家にも来てほしい』

丈「やから住んだ方が早いて」

和「家賃どうしよな？」

丈「なんで乗り気やねん笑」

そういえば、私のスマホがない

『あれ、私のスマホ知らん？？』

丈「あー、これな

なんかめっちゃ鳴ってたで」

『それ！ありがとう！』

居酒屋のテーブルに置いたままだったスマホを

丈くんが気付いて、持っててくれたらしい

めっちゃ鳴ってたってなんやろ、

そう思いながらロックを解除し、LINEを開く

『え、』

大ちゃんからの、数件の電話と、

大ちゃん何してるん?
大ちゃんまだ帰ってないん?

来てなかったはずのメッセージ。

スクロールして、トーク履歴を遡る

…やってしまった

A写真
A写真

お酒を沢山飲んで上機嫌になってた私は、

皆で撮った写真と、

隣に座ってた変な顔した丈くんの写真を

間違えて大ちゃんに送り付けていた

『嘘やん…』

和「なんかあったー？」

なんかあったも何も、やらかしすぎや私

丈「あ、あのな、謝らなあかんことあんねんけど」

『…ん？』

いや私も勝手に変顔丈くんの写真送ってるから

謝らなあかんことあるんよ、

ごめん丈くん、でもおもろいこの変顔、ほんまごめん

丈「何件も鳴ってたから、急用かと思って出てもうてん…」

『ん？！』