Osmanthus (ページ11)

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良い感じに酔いが回ってきた頃、お手洗いに行こうと席を立った

お酒を飲んで1度お手洗いに行くと負けだと分かっているけれど

膀胱がすぐに限界を迎えるのである

そんなに酔ってはいない、そんなに

全然、全然酔ってない

上機嫌なだけである、

そう思いながらトイレを出ると

『イダっ！！』

「すんません、大丈夫っすか？」

歩いてきた店員さんとぶつかった

『え、』

謙「え、ほんまに運命やん、」

『何でここにおるん？！』

謙「スタッフスタッフ！笑」

見て！なんて笑いながら制服を引っ張って見せつけてくる

『こんなことあるんやね〜…』

謙「いや正直俺もビックリしてるんやけど、」

びっくりしすぎてひっくり返るかと思った、

ひっくり返らんけど

和「A大丈夫〜？」

私の声が聞こえて出てきたらしい、

『大丈夫やで』

そんな声大きかった？？恥ずかしすぎるって

謙「え、大橋くんなんでおるん！」

「「え？！」」

和「謙杜やん！なんでおるん！笑」

え、知り合いやったん？？狭すぎん？？

私の周りが狭すぎるん？え？？

和「謙杜今ここで働いてるん？？」

謙『そうなんすよ〜、みっちーも今日いますよ！』

和「え、会いたい会いたい！！」

和也とは以前働いてた飲食店が同じだったみたいで、

もちろんこのお店が行きつけである丈くんとも仲が良いらしい

ほんまに狭いって、話早いって