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藤原side
すると大橋は腕を緩めた。
俺らの間には隙間ができる。
このまま離れるかと思いきや、大橋は俺の額に自分の額を合わせ、視線を交わらせた。
hs〈落ち着いた…？〉
俺にしか聞こえない声でそう尋ねる。
いつもはガラガラ声なくせして、その声は落ち着くような安定した低い声で。
それを耳元で直に響かせるものだから、危うく変な声を出すところだった。
別に俺らはそういう関係ではない。
ただお互いの過去のこともあって共依存になりかけているだけで…。
あの4人にこの状態を見られているのかと思うと、恥ずかしくて仕方がない。
離れようと胸を押し返すが、さすがメンバー1の力持ちというべきか…びくともしない。
｢おお…はし…っ｣
震えて今にも消えかかりそうな俺の声にこいつは余裕の笑みを見せる。
hs〈な〜に、丈くん？〉
ふざけた調子で俺を呼ぶこいつはきっと分かってて、そう問いかけている。
ふざけた口調の中で甘ったるさも含まれており、ますます調子が狂う。
｢色々勘違いさせるから、そろそろ離れや｣
hs〈えぇ〜？いいやん、その通りやし〉
〈〜っ、んなわけないやろぉ〜！！〉
バチンッ！
今日一の声を張って大橋を思い切り叩く。
いでっ！と、声を上げるバカを放置して、4人の元に駆け寄る。
すると、まるで見てはいけないような顔をして固まる中3トリオとニヤニヤ嬉しそうな顔をする大吾。
やっちまったな、とため息を吐いていれば呑気にへらへらした顔して戻ってくる大橋にまた大声を張り上げたのだった。
To be continued...
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申し訳ありません、長らくお待たせいたしました！
8〜9話を一気に更新です。
初登場した末澤先生、ついに明かされた丈くんの過去と魔法種。
ストーリーを追っていくごとに彼らの過去や魔法種が明かされていきます。
次回もお楽しみに待っていてください。
よろしくお願いします！
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ばばっと(プロフ) - 塩麹さん» 塩麹さん、おはこんばんちは！本当ですか！？めちゃくちゃ嬉しいです。これからも更新、頑張らせていただきますm(_ _)m (2022年8月7日 21時) (
レス) id: 8c5ef1e166 (このIDを非表示/違反報告)
塩麹 - この話気に入りました。更新頑張ってください。 (2022年8月5日 21時) (レス) @page23 id: 7a9ca8a83a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばばっと | 作成日時：2022年7月11日 14時
