。゜*. 29 ページ30
·
ガチャ
ひらけーごまっ！
なんて言いながら自分で屋上のドアを開ける先輩につづいて
はじめての屋上にウキウキなあたし
春の風になびかれる綺麗な茶色いサラサラの髪
眩しいのか少し細めて遠くを見る目
えになるな＿＿＿＿＿
ぼーっと平野先輩の横顔を見つめていたら
「A！」
くるっと振り向いて名前を呼ぶ
「って、呼んでもええ？」
『あっ、え、はいっ//』
ふふって笑って
ご飯食べよーって座ってお弁当を広げる先輩
ええええ急すぎておいつかないあたし
とりあえず先輩の前にあたしも座って
上がる口角をごまかすように先程のサンドイッチにかぶりついた
.
『あははは
先輩おもろすぎです！』
「なんで？真剣なのにぃ〜」
最初は緊張しすぎてご飯の味も分からなかったほどだったが
先輩のフワフワな空気によって
もう完全に素でこの時間を楽しめていた
『先輩とこんなにお喋りできるなんて嬉しいです』
「平野も今幸せやな〜て思うで」
たわいもない会話をしていれば
楽しい時間はあっとゆーまに経っていて
「あ、もーそろチャイムなる」
その一言で現実に引き戻される。
やだな＿＿＿＿＿
.
「なーにが、いやなん？」
少し眉を下げて問いかけてくる平野先輩
へ？
心の中で呟いていたつもりが
つい言葉に出していてしまったらしい
「授業そんなに嫌なん？」
それとも
「俺とばいばいするのが嫌？」
ふふって笑って顔を覗きこまれる
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みあ(プロフ) - りなさん» コメント有難うございます！とても嬉しく励みになります!!更新頑張ります！ (2016年11月13日 1時) (
レス) id: 3240671abf (このIDを非表示/違反報告)
りな - めっちゃいい話だと思います！頑張って下さい！！ (2016年11月12日 19時) (レス) id: 7d967ff547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mia | 作成日時：2013年9月9日 22時
