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『廉、はょしてや…』
そう小さく呟くあたしは
放課後の誰もいない教室で、
1人机にうつ伏せながら廉を待っている。
──────
─ 1時間半前 ─
廉「おぃ、」
今日最後の授業も終わり、
帰りの支度などで
ざわついている教室内
『なに?』
廉「俺、今日部活あんねん」
『ふーん』
廉「やから、部活終わるまで待っとって」
なんで あたしがこいつ待たなあかんねん
『はぁ? なんであたしが』
彼カノかっ!!
杏「永瀬、積極的ー!!」
案の定 杏里まで
青春やわ〜
なんて意味分からんこと言っとるし…
廉「はぁ? お前、何勘違いしてん」
俺おんと、歩いて帰ることなるけど
えぇん?
なんて。
______…‥
そうや、
あたし 毎日、廉のチャリ乗せてもらってここまで来てんだった…
先輩のことで頭いっぱいで
すっかり忘れとったわ
.
廉「で、どうするん」
『…待たさせて頂きます』
ん 。
なんて言って、
さっさと部活行ったあいつ
杏「んじゃ、あたしは帰るわ〜」
今日バイトだるー
なんて、此方も
さっさと教室出ていっちまいました‥‥
あたし、
「ぼっち」 やん。
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みあ(プロフ) - りなさん» コメント有難うございます!とても嬉しく励みになります!!更新頑張ります! (2016年11月13日 1時) (レス) id: 3240671abf (このIDを非表示/違反報告)
りな - めっちゃいい話だと思います!頑張って下さい!! (2016年11月12日 19時) (レス) id: 7d967ff547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mia | 作成日時:2013年9月9日 22時