検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:10,761 hit

ページ1

三ツ谷「今日のあれ?」

千冬「黒い蝶、場地さんを刺そうとしたテーゴのナイフを石で割ったんですけど、そん時に“ハロウィンが血濡れになるのが嫌”って言って」

武道「テーゴが、それなら抗争なんか来るなって逆ギレしながらド正論言ったんすけど……」

千冬「返事は“ハロウィンのお祭りに来ないなんて損じゃん”って、めちゃくちゃ真面目に言ってましたね」

羽宮「あれ多分聞かれた意味わかってねぇ」

 絶句だ。どういう思考回路でその答えを出したんだろう。

三ツ谷「そういや、帰った理由がハロウィンパーティーだっけか」

万次郎「あいつマジで自由人」

羽宮「いつも振り回される」

 ド、ドンマイです。

万次郎「俺らもそんときのことで礼がしたいって言ってんだけど、未だに受け取ってくれねぇ。一応シンイチローの命を助けた分でバイクは貰ってんだけど、それだけなんだ」

羽宮「というか早々会わねぇし。最後あったのいつだっけ」

万次郎「あー、半年くらい前」

三ツ谷「それ望み薄じゃねぇか」

 うーーーん。

万次郎「バイクのメンテでちょくちょくは来てるし、そろそろその時期だから毎晩張ってたら会えるとは思う」

羽宮「そういやそろそろメンテか」

龍宮寺「あの店でメンテ受けてんのか」

万次郎「メンテまで込みで礼だったからな。あああああマジでどうしろってんだよ、せめて顔が見れたらっ!」

千冬「見れないんすか?」

「「無理」」

 即答だ。

羽宮「奇襲仕掛けても絶対避けるし」

万次郎「帽子はきっちり被ってるし」

羽宮「マスク付けてるし」

万次郎「目が金で髪が黒ってことしかわかんねぇけど染めたりカラコンで誤魔化せるし」

羽宮「声も変えてるし」

万次郎「体型も多分変えてるし」

羽宮「住んでる場所も高校も分かんねぇし」

万次郎「名前も教えちゃくれねぇし」

 めちゃくちゃ愚痴ってる。

龍宮寺「兎に角交代で張りゃいいだろ」

万次郎「……うん。シンイチローにも手伝わせる」

龍宮寺「おいおい」

 黒い蝶、か。山岸にも聞いてみるか。

佐野兄妹→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (66 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
315人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

魔水(プロフ) - 最高でふ(〃ω〃)フフフ 更新楽しみにしています♪ (2023年5月13日 16時) (レス) id: a5d53cdda2 (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇‍♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月14日 21時) (レス) @page5 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
おみ(プロフ) - おもろかったです!更新を楽しみにしてます(*^ ^*)頑張ってください♪ (2022年12月17日 22時) (レス) @page5 id: 284adcf210 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mol/L | 作成日時:2022年12月4日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。