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東「姐さん？」
急に立ち上がった私に声が掛けられるが、私は石を持ち上げて、フルスイング。
ーーパキンッ
東「なっ、」
モブ「ちょ、姐さん！？」
モブ「あれ、ナイフ？」
石が真っ直ぐ当たったのはナイフ。顔も知らない男だけど、まあ多分ハネミヤカズトラの代わりに配役されたんだろう。
武道「え……？」
貴方「ねぇ。折角のハロウィン、血濡れにしないでもらえる？」
砕け散ったナイフと、私と、バジケイスケを見比べて呆然とする男。
東「最近の中坊はすぐナイフ出すな」
モブ「喧嘩でナイフはねぇわ」
モブ「それな〜」
東「おいテメェ、姐さんのハロウィン汚してんじゃねぇよ」
テーゴ「な、し、知るかよ！ てか、汚したくねぇならこんなとこ来んなよ！」
貴方「え、なんで？ ハロウィンのお祭り、来なきゃ損じゃん」
そう返した次の瞬間、テーゴとやらはハネミヤカズトラっぽい男とチフユにぶっ飛ばされた。
羽宮「テメェ、誰刺そうとしてんだ！」
千冬「テメェ、何してくれとんじゃコラァ」
モブ「おー、キマッた」
東「落ちたなありゃ」
生きてるし、死の気配はないね。
貴方「手出しちゃってごめんよ〜？ 目の前血の海は萎えるからさ〜」
東「前汚れねぇ限り何もしねぇよ、戻った戻った」
そう言えば戸惑いつつ皆抗争に戻って行く。こういうとこヤンキーって切り替え早いよね。
貴方「つまんない奴」
東「喧嘩にナイフはないっすよね」
貴方「うん。殺傷能力が高過ぎる。喧嘩は殺し合いじゃない」
青少年の行き場のない感情を、体力を、拳に乗せて振るい合う。肩肘張って意地張って、馬鹿やって。それがヤンチャってもんなのだ。
ただ悪びれて、あまつさえガキの喧嘩で死者を出すなんて、そりゃただの……殺し合いだ。
場地「3番隊50対俺。上等だぁ！」
おー、かっくいぃ〜！
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swl(プロフ) - 安蒜 佑さん» 感想ありがとうございます。そう言っていただけるととても嬉しいです！今後とも拙作をお楽しみいただければ幸いです。 (2022年10月7日 18時) (
レス) id: 9ed30af1dd (このIDを非表示/違反報告)
安蒜 佑(プロフ) - すごく面白くてシリーズ一気読みしてしまいました！更新楽しみにしてます！ (2022年10月7日 1時) (レス) @page6 id: 789e459cc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mol/L | 作成日時：2022年9月30日 22時
