暗殺訓練 ページ29
席が近いこと、趣味が合うこと。そんな理由で何と無く愛美ちゃんと仲良くなった。
また1年の頃から優月ちゃんと仲良くしてる。少年漫画良いよね、分かる分かる。なぜ前世の私は必要でなければ避けてたんだろうか。
あと、寿美鈴ちゃんやカエデちゃんとも仲良くなれた。竹林君や狭間さんとも話が弾むし。趣味が似てるしね。陽菜乃ちゃんとか桃花ちゃんとも仲良くなれたと思う。
奥田「Aちゃん、次の英単語の小テスト、どうですか?」
貴方「やば、見とかないと。見せて〜」
奥田「はい。一緒に覚えましょう」
席の近い愛美ちゃんとはこんな風に、勉強の話や、ちょっとしたたわいない話をすることが多い。
あまり話したり連んだりするのが得意な子ではないみたいだから、これくらいの距離感が丁度良いんじゃないかな、と思っている。
貴方「レストランってなんでこんなに綴りややこしいのかな」
奥田「うーん、どうしてでしょう? 私も苦手です」
貴方「だよね」
なんなら前世からこの綴り凄く嫌い。restaurantってどうしたらそうなったの感凄い。
前世で英語は使えるようにしたから中学英語くらい屁でもないけど、英単語って結構スペルミスしたりするのよ。簡単な単語でも。
いやぁ、懐かしいな、復習になるわ〜と授業受けたりテスト受けたりしてます。
これで成績アップだぞ。
たまに凄い暇になるけど私はズルしてるので仕方ない。
奥田「そういえば、来週から体育は暗殺訓練だそうですよ。聞きましたか?」
貴方「何も聞いてないね」
奥田「朝のHRはちゃんと聞かないとですよ」
貴方「いやぁ、大半どうでもいいからね? ついつい、こう、右から左に」
奥田「それじゃあ大事なお知らせごとも聞き逃しますよ」
貴方「はぁい」
ごめんなさい。
貴方「ま、まあ今は英単ね英単」
奥田「そうですね」
暗殺訓練かぁ。楽しそうだな。また新しく技術を身に付けられる。
好きなことして生きたい今世だけど、前世の影響でなんだかんだ自分磨きは好きなのだ。とても楽しいし達成感や満足感もあるしね。
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作者名:mol/L | 作成日時:2022年8月3日 20時