【呪術廻戦】なんでも張り合う五条くん

張り合い1 ページ2

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ある日の昼休み



「俺の方が食べれるし」



むしゃむしゃご飯を食べていれば、ポンと肩を軽く叩かれ、ビシッと私のお昼ご飯を指さされる



さてさて、今日も案の定絡まれたようだ



股下に住めるような長身(比喩)の五条くんが立っていて、私は座っているものだからいつもより余計に見下ろされている



だが、見下ろされたのは一瞬だった。乱暴に五条くんは私の隣の席＿＿即ち自分席に座ると、どこから出したのか溢れるほどの大量の大福を机に乗せる



「五条くん、それ……」


「喜久水庵の喜久福。俺が好きなのはずんだ生クリーム味」


「あ、その情報は別にいらない」



とまあ、話している間にもむしゃむしゃもぐもぐ口に喜久福を入れて咀嚼する五条くん



数十分経っても中々喜久福は減らない。なんだか苦しそうな五条くんの顔を見て、心配になった私は数を減らそうと手を伸ばす



＿＿が、伸ばした手をガッと掴まれ喜久福を入れすぎてリスのように頬を膨らませた五条くんが怒鳴ってくる



「俺は、まだまだ食べれるっつーの！！ お前の何百倍……いや、何億倍もな！ 黙って見てろ！！」



千倍超えて億までいくか普通？ そう私は思ったが、五条くんはそこからペースがどんどん上がり、電話をして追加の喜久福まで注文してフードファイターのように食べ続ける五条くん



「五条くん。そろそろ昼休み終わるよ……？」


「ふま、ふまひける！ ふぉれはふぉまえよりふぉっと＿＿んぐっ？！」



何言ってるのか分からないと言おうとしたところで、五条くんは喉に手を添えたままバタリと椅子ごと後ろに倒れてしまう



「ちょ、先生！ 夜蛾センセェェ！！！ 五条くんが喜久福喉に詰まらせて息してませぇぇぇんっっっ！！！！！」



その後。やってきた救急車に乗せられた五条くんは、食べすぎで体調を大きく崩し入院した



お見舞いに行ったら「お前より、食べれるし…！！」と、シーツ〜高級苺ジャムを添えて〜を齧る姿を見せつせられた。普通に引いた



勿論、速攻ナースコールをした。何故か夜蛾先生が来て拳骨をいれてた。一瞬ナース姿の先生を想像してしまって吹いた





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