1 アヤメside ページ3
アヤメ「…。」
目を覚ます。
…また、ダメだった。
また私は…みんなを守れなかった。
『おはよう、アヤメ。』
私以外に見えないAがそう言う。
アヤメ「…また、ダメだった。」
目の前で大切な人達が死んでいくのを、私は見ていることしか出来ない。
…もう、そんなの嫌なのに。
アヤメ「どうして…。」
『…自分を責めないで。』
…私は、そう言われても私を責める。
私がもっと違えば…「姫」に体を乗っ取られたりはしないのに。
そうすれば…みんなが死んでしまうことは…
…みんなを殺してしまうことは、ないのに。
…大好きなナツメちゃんを殺してしまうことなんて…ないのに…。
アヤメ「…今回は、いつから？」
『もう少しで転校だよ。』
アヤメ「…もうそこまで行ってるのね…。」
…もし、出逢わなければ。
みんなが傷つくことなんてないのかな？
…でも、それはどうしても曲げられない運命だから。
『…諦めちゃダメだよ。』
アヤメ「…分かってる。」
大好きなナツメちゃんを…みんなを、救いたいから。
どれだけ時間をかけても…必ず助けるよ。
『…ごめんね。』
そう呟いたAの考えていることなんて、
この時の私は全く知らなかった。
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くるにゃん - 愛と勇気さんの作品全部大好きです！他の作品も更新して欲しいです！！応援しています！ (2018年10月9日 22時) (
レス) id: fa2a351f3e (このIDを非表示/違反報告)
愛と勇気 - クロホーさん» ありがとうございます、頑張ります！ (2018年10月9日 14時) (レス) id: 63b69da968 (このIDを非表示/違反報告)
クロホー - この作品大好き、世界観がすごい好きです！更新頑張ってください！！ (2018年9月6日 12時) (レス) id: 083c75066f (このIDを非表示/違反報告)
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