５２*刀剣究所の仕事 ページ2
「キミは私達、刀剣究所の仕事を知っているかな？」
男はキーボードを打っていた手を止め、こちらに歩いて来ながら問う
『刀剣と研究をかけて"刀剣究"とか言ってるし、刀剣の研究をしてるんじゃないの』
「ふふ…そうだね
表向きにはそれが仕事だ
もう1つ、大事な仕事があるんだよ
さて…何かわかるかな」
表向きっていう事は…
もう1つはヤバイことでもしてるって意味なのか…
今私にしてる事も、そのもう1つの大事な仕事ってわけ？
「今キミが入っているこの機械だが…
これはブラック本丸の刀剣達のために作られた機械なんだよ」
『は…？
ブラック本丸って…それって保護された子達じゃ…』
「保護…ねぇ
一度人間に恨みをもった刀は扱いが難しくてね…他の本丸に移ったとしても
審神者を受け入れない
殺そうとするやつもいる
そんな刀剣達を政府の上層部が
私達刀剣究所に連れてくるんだよ。
データが一番揃っているなら、どうにか更正できないか…といってね」
傷つけられ、人を恨む刀剣を更正するのにデータ…って
こいつら刀剣達を馬鹿にしているのか
あの子達には心があるんだ
笑い、怒り、悲しむ
私達人間と何らかわらないのに
なのにこいつらは彼らを物としか見ていない…怒りがこみあげてくる…
「そんなに睨まないでもらえるかな？
私が言ったわけではない
たしかに、データは揃っている
だがキミが思うようにデータでどうにかできる問題でもない
そこで私達が開発したのがこの機械なんだよ」
『こんな…こんな機械で…彼らの傷つけられた心が癒えるとでも思ってんの！？』
「癒えはしない
だが、その傷は無くなるんだこの機械さえあれば…辛く苦しかった記憶は全て消えうせる
刀に戻ることによってね」
男はそう言い終えると同時に
私が入れられていた機械のスイッチを押した。動きだす機械、レーザーのようなものが私の体を調べるように動きまわる
私はただただ怖くて仕方がなかった…
いったいこいつは
私をどうする気なのか
私は刀剣ではない
なのに何故こいつは、刀にもどるというこんな機械に私を入れたのか
私が刀だと勘違いをした…？
『言っておくけど…私は人間！！
だ、だからこんな…ことしても…
意味な…い……っ』
頭の中に流れこんでくる
つい昨日あったような、今さっきあったような錯覚を起こすくらいに
鮮明で膨大な記憶
これは
A藤四郎の記憶だ
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のぞみ - もっとイチャイチャさせてください！ (2017年2月10日 13時) (
レス) id: 454f118451 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにあ(プロフ) - モノリスさん» コメントありがとうございます！や、ヤバイですか(o゜◇゜)こちらの番外編はたまーに更新するので、是非また読みにきて下さいまし(*´ω｀*) (2016年12月24日 4時) (レス) id: 0cb5d079ae (このIDを非表示/違反報告)
モノリス - これはヤバい(T ^ T) (2016年12月24日 0時) (レス) id: 63f656717a (このIDを非表示/違反報告)
ぽにあ(プロフ) - 朱羅＊ゆうねぇ＊さん» いつもありがとうございます(*´ω｀*)もう書きたい衝動が抑えれなくてこんな感じになってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました！！これからもよろしくお願いします(。・ω・。)ゞ (2016年12月4日 11時) (レス) id: 0cb5d079ae (このIDを非表示/違反報告)
朱羅＊ゆうねぇ＊(プロフ) - ぽにあさん» わぁい！続くんですね！これからも楽しませてもらいます( *｀ω´) (2016年12月4日 11時) (レス) id: 1f4c6477ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽにあ | 作成日時：2016年12月3日 2時
