なんでも出来る系女子(仮)な私【ハイキュー】

君の優しさ［貴方side］ ページ46

A「(なんて答えるの？)」


私は英の答えに耳を傾けた。
でも返ってきた答えは単純すぎるものだった。


国見「特に意味はありません。」


岩泉「特に意味がない？…そんなことはないだろっ‼」


ついに岩泉先輩が強く怒鳴った。
私も頭を悩ませていた。


A「(意味がないって….、どういうことなの？)」


そしてまた英が口を開いた。


国見「しいて言うなら……面倒くさかったんです、言うことが。」


岩泉「じゃあ、あの冷えピタや薬はどう説明するんだ。」


国見「用意し忘れたものの買い出しでした。」


淡々と答えていく英が何を思っているのか、わからない。
本当なのか、英が言っていることは。






いや、違う。
だって英は…


『Aはなんのスポーツは大体出来るんですよ。まぁ、女子力は低いですけどね〜(´･Д･)」』


意地悪だけど私を認めてくれて…


『それ着てて。俺のヤツだから、寒そうで見てらんないから……』


最後はいつも優しくて…


『A、昨日寝れなかったんだって？それに顔色も悪い…大丈夫？』


今日だって心配してくれて…


『どういたしまして((ニコッ』
『おやすみ。』


優しさと笑顔で私を守ってくれるんだ…いつも。
だから今日もきっと…


あれ？
英は私が体調不良ってこといつから…


『……ふーん(＾ω＾)なら、良かった。』


そしてその時、私は気付いた。
また英の優しさに自分が守られていたことを。


A「待ってください‼」


私の体は勝手に意思を持って動いていた。
知らぬうちに私は話をしている３人の前に立って、そう叫んでいたのだった。

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