#97 男たちの密会2 ページ7
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｢これはあくまで予想ですが…恐らくディアソムニアの握手会の為でしょうね。今まで彼女がコンビニで働いていたという情報はないですから｣
｢そうですね。握手会が決定したので急遽始めた…という考え方が妥当な気がします｣
探偵のごとく突き止めていくオクタのその姿に
ツッコミを入れる者がいないのは、
おそらく全員同じ穴のムジナだからである。
｢ほう！ワシらの為にバイトとな！愛を感じるの〜｣
｢ちょ！ハーツラビュルが握手会でもあの子はバイトしてくれるからね？！｣
｢スカラビアの時も絶対してくれるぞ！｣
｢ほらほら〜軽音部の皆さん落ち着くッスよ。まぁサバナクローの時が1番だと思うッスけど｣
｢は？オクタヴィネルが1番頑張ってくれるに決まってるし｣
｢え〜イグニハイドの時も頑張ってる！って前に言ってくれてたよ？｣
｢ちょっとアンタ達！！醜い争いはやめなさい！｣
｢お前だって自分とこが1番だと思ってんだろうが｣
｢当たり前でしょ｣
｢同類じゃねぇか…｣
22人が集まれば、まさにその場は宝石箱。
誰一人としてそこに近付く者はない。
｢まーでもさぁ。｣
｢ん？｣
｢あの子もよくやるよね｣
｢だってぇ｣と、退屈、と言った様子でフロイドは持っていた棒付きキャンディをガリッと噛んだ。
｢チケットは、絶対俺らが当ててあげてんのに｣
毎回毎回頑張るよね〜とつぶやくフロイド
一瞬静まり返る21人。
すると、スタッフすらもたじろぐその異質な雰囲気の中、近付いていく勇者が。
黒髪の勇者は笑顔で駆け寄る。
｢みなさーん、一旦休憩で…って、なんで集まってるんです？｣
｢あー、例の…あの人のこと、だな｣
｢ん？……あ、あっー！皆さんがぞっこんになってるファンの方！｣
｢まぁうん、そうね｣
デュースの説明に監督生がなるほど、と頷くと
エースが苦笑いで相槌を打った。
監督生は会ったことがないのか微妙にピンと来てない様子だが。
｢こんなに言われてるなんて思ってもないんだろうね〜ファン冥利につきますな｣
｢監督生は会ったことないか〜良い奴だぞ！｣
｢ふふ、カリム先輩。私それ聞くの5度目ですよ？｣
｢…恐らく今度の握手会には来るだろう。そこで見ればいい｣
｢ツノ太郎も話したことあるの？｣
｢あぁ｣
｢へ〜｣
どんな人なのかなぁ、と呟くユウ。
まさか、その人の連絡先が今自分が左手に持つスマホに入ってるなんて微塵も思わずに。
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玲羅(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！ (3月6日 23時) (
レス) @page44 id: cb3a3c8e5d (このIDを非表示/違反報告)
リーラ@9616(プロフ) - 更新ありがとうございますぅう！！この話好きすぎてあっという間に読み終わってしまいますwディアソの反応めっっっちゃ気になります！これからも頑張ってくださいっ！ (2月12日 20時) (レス) id: 3db718f3e8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいか(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ディアソムニア握手会どんな反応なのかとても楽しみです！ (2月12日 12時) (レス) @page42 id: c59a6d75f0 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 更新ありがとうございます; ;♡ (2月11日 13時) (レス) @page42 id: b119702f9a (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお(プロフ) - 陰ながらずっと待っていました…。更新ありがとうございます;;; (2月11日 1時) (レス) @page41 id: 5d13c7f91a (このIDを非表示/違反報告)
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