#104 久しぶりじゃん ページ14
・
┏━━━━━━━━┳━━┓
┃ 久しぶりじゃん ┃検索┃
┗━━━━━━━━┻━━┛
お待ちください該当する物が見つかりません。
What？え、ねぇ、今、彼、何て言った？
｢え？｣
｢え？｣
彼も私のあっけに取られた顔につられたように、
ぽかんと私の顔を見た。
｢え、あ｣
｢え、オレのことわかんねぇの？｣
｢へ？｣
｢いやんなわけないよね？さっき名前言ってたし｣
｢あ、えっと…｣
｢それにこの前のオールスターライブも来てたじゃん。オレ、バーンって打ったもん｣
｢えっと…｣
｢その前のライブはなんだっけ〜、あ、そーだ。フライングで飛んでってあげた。あれちょー怖かったんだけど。｣
｢ふ、ふぁ…｣
ま、まって。まって。まってほしい。
え、なに。
何が起きてるんだ今。
でもそうじゃんね、私名前言ってたわ。
これで誤魔化すのは無理があった。
いや、だとしてもだよ。
え、今何が起きてる？？？
彼の視線は間違いなく私に注がれている。
後ろの…壁に注がれてるわけないもんな、うん。
とてつもなく良い顔が、私の目の前に来てて
なんでか私に話しかけてる。
しかも話している内容が
心当たりがありすぎるんだが。
で、でもとりあえず誤魔化さなきゃ…！という謎の使命感が私をさらに焦らせた。
｢え、いやぁ…人違いじゃないですか？｣
｢は？｣
｢わ、私お兄さんのことなんて知らないですよ〜。そのオールスターライブ？っていうのを初耳ですし〜｣
く、苦しい…！！心苦しすぎる！！
本当は今すぐ｢ファンです！！｣って叫びたい。
この前のフロイド君が出てた番組の感想言いたい。
あと今度のライブ楽しみだって、言いたい。
でも相手はフロイド君だしオクタヴィネルだし
下手な行動をとればブラックリスト入りだってあるかもしれない。
私の中の悪魔と天使が、ギッチギチにせめぎ合う。
｢は？なに？どういうこと？なんで知らねぇフリすんの？｣
｢…｣
｢は？なに急に。ワケわかんねぇんだけど｣
｢…｣
｢オレのこと好きだって言ってたじゃん。は？なに、浮気？｣
｢…｣
｢ねぇ｣
｢…｣
｢……オレのこと嫌いになったの？｣
しょぼん、と。
まるで耳としっぽが、見えるみたいに。
元々のタレ目がさらに悲しそうに、タレ目になって。
私をオッドアイの瞳が、じっと見つめる。
可愛すぎて
心臓が止まったかと思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1193人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
玲羅(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！ (3月6日 23時) (
レス) @page44 id: cb3a3c8e5d (このIDを非表示/違反報告)
リーラ@9616(プロフ) - 更新ありがとうございますぅう！！この話好きすぎてあっという間に読み終わってしまいますwディアソの反応めっっっちゃ気になります！これからも頑張ってくださいっ！ (2月12日 20時) (レス) id: 3db718f3e8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいか(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ディアソムニア握手会どんな反応なのかとても楽しみです！ (2月12日 12時) (レス) @page42 id: c59a6d75f0 (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - 更新ありがとうございます; ;♡ (2月11日 13時) (レス) @page42 id: b119702f9a (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお(プロフ) - 陰ながらずっと待っていました…。更新ありがとうございます;;; (2月11日 1時) (レス) @page41 id: 5d13c7f91a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
