【CS】人生イジーモード？ (ページ14)

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器用
1つの事に集中するのではなく、
時間配分を考えていくつかの事を同時進行する事ができる。
意外と優先順位を考えているので、
同じ時間でも不器用な人より色々な事を終わらせる事ができる。
いわゆるマルチタスクが得意。

物事を本質を見抜くのが得意で、要点を的確に抑える事ができる。
その為どうやれば早く終わるかなどを考えて、行動する事ができる。
同じ仕事を彼を含めた複数人に頼むと、彼はかなり早く終わる。
急な要望にも柔軟に対応する事ができるので、よく先生から仕事を任されたりする。
本人は面倒だとは思っているが、頼まれたからにはちゃんとやる。
彼は変なところで真面目だし、変なところで不真面目である。

細かい作業やいくつにもわかれている工程が得意で、
彼ができる限りなら、効率的に進める事ができる。
また物事の飲み込みが早く、
どんな作業かを知っただけで「じゃあこうすればいけるな」というのがすぐにわかる。
その為やった事ない事でもすぐにできるようになる。

ただ彼の器用さは、時に彼を苦しめる。
飲み込みの早さ故、何でもすぐ普通以上にできるようになる彼だが、
何でも平均よりできてしまう事が原因で、できない人の気持ちが理解できない。

例えば同じ作業をしている時、器用な彼ならパパッと終わらせてしまうが、
不器用な人はどうすればいいかわからず、時間がかかってしまう。
そんな人に対し彼は悪意0で「それぐらいすぐ終わるでしょ？」と言ってしまう。
勿論できない人からしたらそれは嫌味みたいなもので、
「簡単にできたら苦労しない！！」と綴に向かって怒りをぶつける。
ただ普通と価値観・考え方が異なる綴は、それが悪い事だとは認識できない。
そのまま喧嘩という名の一方的な怒りをぶつけられる。

何をやっても上手くいかない人からしたら、
彼の器用さはとても羨ましいものなのかもしれないが、
器用な人は器用な人で、それなりの苦労があるのだ。

また何でもすぐ普通以上にできてしまう為、
「ただ便利な人」で止まってしまう事も少なくはない。
確かに彼は器用で、
長続きしている事なら「かなり」という言葉をつけてもいいぐらいにはできる。
高校生とは思えないような事もできる。
しかし「誰にも負けない」と言えるようなものは持っていない。
オールマイティに何でもできるが、特別得意なものは持っていないのである。