アリアドネと糸 3 JM

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JM Side





KO「今日、Aに会いにいけそうですか？

一応、この後輩をもう1日だけ韓国に残すことはできそうです。


今日来るようだったら、こいつをサポートで置いていきます。」




通訳してくれている後輩の彼が、こちらをチラッと見て、ぺこと頭を下げた。







…一刻も早くAのところへ行きたい。







…でも、







『いえ…やらないといけないことやってから行くので、

すみません、明日になると思います。』




コウさんと後輩の彼を見て答える。





KO「やらないといけないこと？」





コウさんが少し眉を顰めた。






『はい。


このまま会いに行っても、


Aは、その女性から言われた言葉を思い出して、


きっといろいろ考えて、…俺を気を遣って、


もしかしたら、本音や本当のことを言うことをためらうかもしれません。





……だから、俺は、


せっかくコウさんが教えてくれたから、


"解決してきた"ことを、ちゃんとAに伝えてあげないといけません。




……そのメイクスタッフと話をつけてから、行きます』






そう言う心は苦しくて、

目を瞑ると脳裏に浮かぶのは、ヌナの顔。







俺の知ってるヌナは、いつも優しくて、温かくて、お姉さんみたいな人で。






…ヌナ、何があったの？















KO「わかりました」




コウさんの返事で目を開けると、



コウさんはまた静かに、でも今度は、優しく微笑んでいた。







KO「ジミンさんのその判断、かっこいいです。



…応援しています。






ま、俺なんかに応援されても、嬉しくないでしょうけど 苦笑」






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