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JM Side
ホテルの部屋についてすぐ、シャワーを浴びに行く。
ちょっと飲みすぎた。
明日の朝はまた絶対浮腫んでる。
頭からシャワーを浴びながら、Aさんを思い出して動作が止まった。
明日も会いたいと伝えたのは、自分でも軽率だとは思ってる。
テヒョンに話せば呆れられるだろうな。
モニター越しに見ていたAさんは、実際会ってみると、更に魅力的だった。
見た目や仕草は、モニターで見ていた姿と変わらず綺麗だったけど、それだけじゃなくて、飾らない感じや、言いたいことはサラッと言ってくれるとことか、さりげなく相手や場を見ているところも素敵だと思った。
照れてるAさんは、綺麗なだけじゃなくて、かわいくて、心をくすぐられて、思わず触れたくなった。
彼女にしたいとか、付き合いたいとか、そういう形式的なものが欲しいのか、と言われれば、正直よくわからない。
それよりも、もっと知りたい、一緒にいたい、触れたいと思ったのが素直な気持ち。
ふいに、Aさんを抱き寄せたことが蘇って、
あまり自分の周りの人からは感じない、香水とは違う爽やかな香りがふわっとしたことを思い出した。
あの時は夢中で思いが至らなかったけど、あの香りが昼間言ってた、Aさんが、綺麗になれるとワクワクする香りかなって思ったら、思わず笑みがこぼれた。
さっきの情景や感情が、余計に生々しく思い出される。
無性にまた会いたくなって、それを紛らわせるため、シャワーの温度と水量をあげ、大きく息を吐いた。
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作者名：yuri
| 作成日時：2022年1月26日 0時
