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こんなにドキドキするのは久しぶりで、頭がうまく回っていない感覚に陥っていて、何と答えるのが良いのか、何て答えたいのか、よくわからない。
でも、手を握ることは微塵も嫌とは思わないし、私も触れたいという気持ちに駆られている。
その瞬間、ふと手が触れて、自分の右手を、向かい合わせに座るジミンさんの両手が包んでくれた。
JM『すみません、我慢できなくて、握っちゃいました』
また困ったように笑うジミンさん。
さっきからずっと困った顔をさせてる、と思ったら、何とも言えない気持ちになって、思わず、自分からジミンさんの手を握り返した。
ジミンさんは、少しびっくりした様子だっけど、すぐに、ふっと優しい笑顔になった。
JM『嬉しいです』
私に恋愛は向いていないのはわかっている。
でももう、目の前の人に対しては、ときめいたり、近付きたいたいという衝動を止めることができないみたい。
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作者名：yuri
| 作成日時：2022年1月26日 0時
