気になるYGのあの娘 (ページ38)

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帰国早々一人事務所に居残り作業をこなし、ようやく一段落がついた頃ふと時計を見ればあと少しで日付が変わろうとしていた

疲れ切った身体を引き摺るようにして宿舎へと帰ってきてみれば

玄関先に見慣れない女物の靴…

ったく、誰だよ…女連れ込んでる奴は

人がこんな時間まで頭働かしてきたってゆーのに

羨ましくも疎ましいその靴を睨んでからリビングへと続く扉を開ければ

『よっ！』と、マンネラインと仲睦まじくソファーに並んで座り、一緒になってお菓子を頬張るAがそこに居た

あの靴は、お前のかよ…

SJ「あ、ユンギ、おかえりー」

「あぁ、」

SJ「はい、Aちゃん！」

『あっ、どーもどーも』

まるで我が子の友達をもてなす母親みたいなジニヒョンだが、その顔つきはどこか嬉しそう

当たり前にそれを口にするAもAだが、それを向かいっ側で口元を緩ませながら盗み見るナムとホソクに若干イラつく俺

口々に俺を見てはおかえりと言ってはみるが、みんなでリビングに固まり、ちょっと前に流行った映画に夢中になっていやがる

客観的に見れば微笑ましい光景ではあるが、癪に障る

いや、メンバーは百歩譲って許すとしよう

問題はAだ！何でここに居るだ、

そして、何故連絡を寄越さない！

んでもって、妙に馴染みすぎじゃね？

テヒョナはしょーがないとして、ジミナやジョングガとはいつの間にそんなに仲良くなったんだ、おいっ！

別に仲良くなってもらっても構わないが、…うん、距離が近すぎる

なんだ、おい、お前デレ期か？疲れてんのか？

だったら尚更なんで俺に連絡寄越さねーで、こんな所でくつろいでやがる！

YGはどーした！

復帰したばかりのアイドルを放置するほどそんな甘いとこじゃねーだろ？

「おいっ、ちょっとお前こっち来い」

『…ん？えっ、私？』

お前以外に誰がいんだよ…ったく、

あほか