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いつものようにAとのトーク画面を眺めていた

変わり映えのしない画面をただ何となく

すると、一気に既読がつき

一瞬ときが止まったかのように思わず固まる

慌てふためくなか

手のなかでそれは震えた





着信− A −





メールじゃなくて電話





「もしもし…?」



相手はほんとにあいつなのか、恐る恐る耳を澄ます



『あ、でた…』



あ"ぁ?



『元気ー?久しぶりー』



あまりにも能天気な甲高いその声に呆れてしまう

いや、イラッとする

人がどんだけ…どれだけ…




『あれ?聞こえてるー?』

「あ?」

『今どこー?』

「知るかっ!どっかのホテルだ、ホテル!」

『ふーん…』

「…じゃなくて、お前…大丈夫なのかよ」

『何が、』

「なにがって、」




つーかコレって言っていいのか?聞いていいもんなのか?柄にもなく迷っていると

間髪入れずにあいつが応える




『あーね、母さんが死んじゃったこと?』

「っ、」

『それとも活動休止のこと?』

「……。」

『母さんが病気がちで事務所にお金借りて、でも結局死んで借金だけ残って、あー私の人生お先真っ暗だわ〜って病んで歌えなくて踊る気になれなくて…「あーもういいっ、それ以上何も言うなっ!」





いかれやがった…





いや、前から分かってたけど

だからずっと心配だったんだけど





ついに壊れやがった…

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milk - 続き気になります!更新待ってますね! (2018年12月30日 14時) (レス) id: 800ebeaeb9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nana | 作成日時:2018年10月2日 6時

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