24 ページ24
テヒョナから聞き出した店の名前を聞けば、あーあそこかと直ぐに分かった
全席個室でいつも俺らが利用する店
部屋も毎回同じ一番奥の個室
戸を開ければ
ずっと会いたいと思っていたAが
…ほんとうに、居た…
TH「何突っ立ってんの? 早く座んなよ 笑 」
「…あぁ、」
テヒョナの隣りへと腰を下ろすなり
「元気だったか…?」と恐る恐る話しかけてみると
『…う、うん…』とどこか落ち着きなく伏し目がちに目を泳がしてるもんだから、あーやっぱりテヒョナが企てたことなんだと悟った
TH「ねぇー」
「あ?」
TH「二人って本当に別れちゃったの?」
「…あぁ」
TH「好き同士なのに?」
「……。」『……。』
TH「…変なの、それっておかしくない?」
『テヒョンくん、それはさっき私が説明したでしょ?ちゃんと話聞いてたの?』
テヒョナに?こいつには何でも話すんだな…
TH「うん、聞いてたよ。だからおかしいって言ってんの。そんなの内緒で付き合ってる子たちなんか沢山いるよ?」
『…だから、それがバレたから TH「だからって別れる必要ある?」
「お前、何ムキになってんの?酒でも飲んでんのか?」
TH「飲んでないってば。…イライラすんだよねー、二人見てると。何をそんなに気にしてんの?好きなら好きで、それでいいじゃん!」
『…か、簡単に言わないでよ!私が、私たちがどんな思いでやっとデビューしたと思ってんの!?…たかが恋愛のためにダメにするわけにはいかないの。テヒョンくんたちはいいよ、BTSは安泰でしょ?私たちはそうはいかない。デビューしたばっかりだし、こんなことで躓くわけにはいかないんだってば…』
たかが…、こんなことで…か。
486人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
milk - 続き気になります!更新待ってますね! (2018年12月30日 14時) (レス) id: 800ebeaeb9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:nana | 作成日時:2018年10月2日 6時