22 ページ22
TH「そんなの簡単じゃん!会えばいいんだよ」
『は?』
TH「だって会いたいんでしょ?」
『ねぇ、テヒョンくん…』
TH「ん? 笑 」
『…もういいや、私帰る』
TH「えっ、どうして?もう少しいいじゃーん」
久しぶりにテヒョンくんから連絡が来て、会おうってことになって宿舎をこっそり抜け出した
ユンギのことがバレてからは監視の目がついててテレビ局や事務所、宿舎への往復の生活で息が詰まりそうだった
最近になってそれはやっと緩み始めたばかりで、ご飯でも食べよう?と久しぶりの誘いに罪悪感を持ちつつも、ご飯だけならとちょっとした息抜きのつもりで了承した
テヒョンくんといると当然ユンギの話になって、これまでのことちゃんと説明しなさい。って偉ぶるわりには雑な答えに思わず返す言葉を失う…そーゆうところ、ホント昔から変わってない
テヒョンくんとはいわゆる幼馴染
とは言っても母親同士が仲が良かっただけで
小さい頃何度かお互いのお家へ遊びに行った程度
一人っ子の私をテヒョンくんはいつも温かく迎えてくれて私にとっては時々会う親戚のお兄ちゃんのような存在だった
大きくなってからは会うってことはなくなって、でも母親からいつも話を聞かされていたからテヒョンくんが練習生になったことも、デビューしたってことも知っていた
私がそのあとを追いかけるようにYGに入ったこと、BLACKPINKとしてデビューするってことは彼も同じように母親から聞いて知っていたようで、テレビ局でばったり再会したときは何の抵抗もなく昔を懐かしむように話に花が咲いた
テヒョンくんといると昔に戻ったみたいに楽しくて、控え室へ挨拶に行く度についつい長話しちゃって…その頃だったかな、ユンギとも話すようになったのは
TH「会いに行こうよ。ユンギヒョンなら宿舎にいるからさ」
『はっ?』
TH「大丈夫、俺がついてるから。ね?」
『いやいやいや、ね?じゃないし、行かないし』
TH「えーーっ、どーして?」
こうしてテヒョンくんと会ってることさえも本当はいけないことなのに…
TH「…あ、分かった!呼んじゃえばいいんだ!」
『はっ?えっ!?』
TH「会いに行けないなら向こうから来てもらえばいいんだよ、」
『っ、!!ちょっ、待って!テヒョンくん、どこに掛けてんの!?』
TH「あ、ユンギヒョン?今何してんの?」
486人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
milk - 続き気になります!更新待ってますね! (2018年12月30日 14時) (レス) id: 800ebeaeb9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:nana | 作成日時:2018年10月2日 6時