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彼女との出会いはもちろん局の控え室
新人である彼女たちは挨拶回りやリハでバタバタとしていて、会話もなく、同じ空間に居たのもほんの一瞬だった
デビューしたての彼女たちは大手芸能事務YGの猛プッシュもあり注目度は底知れなく、デビュー曲は史上最速で一位を獲得するなど、あっという間にトップアイドルの仲間入りを果たした
「YGはメシも食わせてくれないのかよ」
『食べる時間がもったいない』
「は?」
『曲作んなきゃいけないから』
「……。」
んなこと聞いたからには切るしかねーじゃん…
「悪かったな」
『なにが』
「…電話。邪魔したみたいだから」
『別に。だったら最初っからスルーしてる』
「そ?」
『…うん』
声が聞けただけでもいい
それだけでいいんだ
今はそれだけで我慢できる
『…ユンギ、』
「ん?」
『…私も好きだ、ばーか』
「ッ…!!」
『じゃあな…』
「…は?…おい、もしもし?…おーい、」
…切れた。切りやがった…
あんな爆弾落としておいて、勝手に切りやがった
マジでふざけんなよ
あんなのズルいだろ
どーすんだよ、
…会いたくなっちまっただろーが
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milk - 続き気になります!更新待ってますね! (2018年12月30日 14時) (レス) id: 800ebeaeb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nana | 作成日時:2018年10月2日 6時