Ｎｏ．1 ページ26
更新止まってて本当にごめんなさい！
リクエストあれば答えます、というかリクエストくださいごめんなさい！！番外編としてかきます！！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『俺、頑張ったよ、ヒーローとして。』
『皆が褒めてくれたんだ。』
『その中にも小さい男の子がいてさ、嬉しそうにきらきらした目で俺を見て、』
ランドセルを背負った小さな男の子。
俺を見て、かっこいいや、って。
『怖かった。』
『俺が触れれば、この子は壊れちゃうんだって。』
『それだけじゃない。』
『目の前で真っ赤に染った敵は、』
『悪いやつだったけど、人間でさ。』
『仕方なかった、それしか無かったってのは俺が1番分かってる。』
ぐっ、と手に力がこもって頭がガンガンなり続けてる。
『けど、けど、俺が怪我さしちゃったんだって、』
俺が、この手で。
『違うヒーローだったら、もっと違う対処が出来たんじゃないかって。』
エンデヴァーだったら。
ベストジーニストだったら。
ファットだったら。
『俺の個性がこれじゃなかったら、』
親父だったら。
『俺なんかが、ヒーローなんなかったら。』
公安の手を取った理由も忘れた。
思い出そうとするだけで息が詰まった。
『もう散々でさ。中学の頃挫折しかけて、なのにクラスメイトは悪態ついて暴力振るって不気味に笑うんだ。』
怖くなった。
誰も、俺を見てくれなくて。
『誰だよ、お前まじでって。』
『じゃあ、お前がヒーローやれよって。』
『親父も見てくんなくってさ？』
気付いても貰えなかった。
『助けて欲しかった、話したかった、』
『見て欲しかった。』
泣き叫んでやりたいのに、
涙も声もでなかった。
『...なぁ、』
『個性、なあに？』
お母さん、とは呼べなかった。
溧祈「っ...」
『俺ね、個性が2つあるんだ。』
『呪いと、もう1つ。』
誰かが、え、と声をもらした。
『幼稚園の先生は、祈りって教えてくれた。』
『2回だけ、使ったことがあるんだ。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えび天 - 1から3が削除されてて見れないのは私だけですか？ (12月23日 10時) (
レス) id: a3d9c93441 (このIDを非表示/違反報告)
藍那 - 桧さん» 最初から見ればいいんじゃないっすか？ (2021年10月21日 0時) (レス) @page25 id: 4b3179590f (このIDを非表示/違反報告)
桧 - 今どーゆー状況？？？？ (2021年8月18日 15時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なち | 作成日時：2021年8月16日 13時
