竜族の少女は鳥籠の中 (ページ39)

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ガランが半分に切ったはずのタルミエルの体が綺麗に戻る

タ「フフッ、今のあなた達の表情、最高…！」

ガ「うーん…」

デ「チッ！」

デリエリはタルミエルに怒り、向かっていく

サリエルの方は…

サリエルがモンスピートに突っ込む

何度も突っ込み、モンスピートはそれを避ける

サ「フッ…」

モ「！」

モンスピートの腕には切り傷が入る

モ「へぇ…なるほど、面白いね君。攻撃を確実に回避したつもりだったんだが…」

サ「あはは！良い勘してる！君が死ぬまで僕を存分に楽しませて！———ッ！」

フラウドリンが飛んでいたサリエルを握り、木に打ち付ける

ドォン！

フ「モンスピート様、ここは私が…！…ッ！」

サリエルを掴んでいた手には沢山の血

よく見ると、フラウドリンの手が傷だらけになっていた

そして木の凹みの中には何事もなかったかのようにしているサリエル

サ「言ったよね？5分で済ませるって…」

モ「5分あれば十分だよ」

森には黒い煙が立つ

【恩寵の光の中】

リュ「せっかく集めた生贄を使って始末できたのが、雑兵の大群のみと
　は…どうやら私自ら出向かねばならんようだな……ネロバスタ」

ネ「はっ」

リュ「お前は何としても門を死守するのだ。門が破壊されれば、
　天界からの援軍が絶たれ、我々は劣勢に立たされる」

ネ「お任せください。この命に変えても、必ず」

リュドシエルは出口へ向かう

ネ「ﾎﾞｿリュドシエル様…ご武運を」

そして門の死守のために、門へ行こうとすると、またリュドシエルの声がした

リュ「一つ言い忘れていた」

ネ「ひゃっ！」

ネロバスタは先ほどの言葉が聞こえていたのかもしれないと思って変な声が出る

そして振り返る

ネ「は、はい！リュ、リュドシエル様、まだ何か…？」

リュ「念の為、今のうちに援軍を呼び待機させておいてくれ」

ネ「はっ、はい！」

リュ「我らとは言え、十戒を相手に戦うのはいささか骨が折れよう」

現実では、ネロバスタはゴウセルにより洗脳されていた

ネ「直ちに門を開き、援軍を要請します」

ゴ「では、共に〈天界の門〉に向かおう、ネロバスタ」

ネ「はい、リュドシエル様」

一方、メリオダス達は…

メリオダスとキングとディアンヌはどこかに向かって走っていた

キ「(離れていても感じる…なんてパワーのぶつかり合いだ…！)」