竜族の少女は鳥籠の中 (ページ34)

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リ「アン、ごめんね。たとえそれが君の選択でも
　君が他の男のものになるなんて許せないんだ」

ミ「アンネリーゼの考えを尊重しないのか？」

リ「彼女は竜神族みんなを救いたくて苦渋の決断をした…じゃあ僕が
　取る行動は一つ」

ミ「どうするのだ？」

リ「こうするんだよ…！」

リヴィの頭にはツノが生えており、手のひらを空に突き出し魔法陣を出す

そして叫ぶ

リ「竜神族の民よ…！。今すぐここから立ち去れ！」

すると、下級竜神族は操られたかのように、雲の上へ飛んでいく

ミ「忌まわしい鬼の洗脳能力か…」

リヴィはその言葉を何度も繰り返す

そして、ついにはルーカスと父上だけになった

ミ「ふん…それが貴様らの答えか…分かった、では今回は我も引くと
　しよう…ルーカス！行くぞ」

ル「はっ！ミハイル様！」

ルーカスは父上の後に続き天へと帰っていく

『リヴィ！』

私は涙目になりながらリヴィに抱きつく

リ「あはは…間一髪、かな？」

『良かった…あなたが無事で…本当によかった…』

リ「僕がアンを置いてどこかに行っちゃうと思った？」

『((◞ ◡ ◟))』

リ「大丈夫、僕は何があっても君の前からいなくなったりしないから…」

『ありがとう…』

リ「！…ごめん、そろそろ限界みたいだ…アンを守れてよかった———」

そう言うと、リヴィは塵になって消えてしまった

『……はは…リヴィがここに来るわけない、か…でも、リヴィのお陰で、
　父上達の問題は解決した。
　後は地上に戻って妖精王の森を守らなきゃ…！』

私は急いで地上に降り、妖精王の森へと向かう

すると空は雷鳴が轟き、今度は大量の魔神族が来る

『！、まずい急がなきゃ…！』

走っていく途中、メリオダス達と出会った

『メリオダスとグロキシニアにドロール！？どうしたの？』

メ「今からあの魔神族と話をつけにいく」

ディ「ボクたちはもし戦うことになった時の戦力だよ。多い方がいいでしょ？」

『でも…気をつけてね、私は妖精王の森を死守する』

メ「それなら大丈夫だ！ロウに任せた」

『え…？』

ディ「ねえ、みんな見て。魔神族たちの動きがピタリと止まっちゃった」

ドロールは魔神族の方へ指を指す

すると、その大軍の前にはエリザベスがいた

メ「まさか…」

『エリザベス…！』

エリザベスの姿を見つけると、メリオダスはさらにスピードを上げる