section 2 ページ26
キ「ディアンヌ！腕は封じたよ」
ディ「
地面から生えた数本の腕がカルマディオスの足を捕らえる
カ「デビルブレス！」
カルマディオスが口から汚い色の何かを吐いた
それがこちらに向かってくる
すると、メリオダスがディアンヌたちの前に出る
メ「悪く思うなカルマディオス」
カ「メリオダス様！？」
メ「
カ「なぜだ！？」
ドォン！
カルマディオスが吐いたブレスがまるっきりそのままカルマディオスに帰っていった
カ「おのれ…！すぐに舞い戻って、同胞たちを…！！」
煙が立ち、その中にカルマディオスの姿はなかった
ディ「やったのかな…」
メ「ひとまず退けたってとこだろ…」
キ「2人とも！呑気にしている場合じゃない！後ろにはまだ魔神族が———！
あれ？」
後ろを見ると集落が燃えているだけで、魔神の姿はない
キ「魔神族は…？」
エ「あの人たちには帰ってもらったわ」
ディ「か、帰ってもらったって？？」
キ「あれだけ血走ってた魔神族を…どうやって？」
エ「私は少し話をしただけ。誰も心からこんな争いは望んでいないもの…」
メ「エリザベス…」
『ふぅ…やっとひと段落ついたかな。あっ、まだ誰か生き残ってる人たちがいるかもね…！』
エ「そうね。辺りを探してみましょうか」
私たちが生存確認をしに行こうとすると…
？「よぉ！助かったぜ！お陰で全滅せずに済んだよ…」
後ろには堅いのいい男の人たちがいた
話しかけてくるのは真ん中のリーダーと思われる金髪でピンク色の瞳をした男性
『わわっ…！』
アンネリーゼが慌てて、ツノと翼を隠し、地上に降りる
キ「バン！」
？「ん？」
キ「どうして、ここに？」
？「バン？誰だそれ」
キ「あ、いや、君が僕の知り合いに似てたから…」
？「へぇ…それよりアンタたち、スティグマの戦士だろ」
ディ「スティグマ？」
？「女神族を柱とした巨人族、妖精族の三種族連合だろ」
メ「俺たちは妖精王の森から来たんだ。ここが魔神族の襲撃を受けてる
って聞いてな」
？「俺たちも是非、仲間に加えてくれないか？」
メ「ああ、歓迎するぜ」
？「俺はロウ」
メ「メリオダスだ」
2人はさっそく意気投合しており、グータッチをする
一方、アンネリーゼとエリザベスは怪我人の治療に当たっていた
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作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2022年9月19日 23時
