竜族の少女は鳥籠の中 (ページ15)

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『！、確かにそうだね。よろしく”エリザベス”』

エ「あ、そういえば、メリオダスが探してたよ」

『え？』

エ「呼んできてって使いを頼まれてたのを忘れてた。一緒に行こ」

そう言って、手を差し出すエリザベスは、誰かよく分からないが、とても大切な人と重なった

『うん…』

私はエリザベスに導かれるまま、森の奥…昨日みんなに紹介した家々があるところへ行くと、七つの大罪のみんながもう既に揃っていた

メ「よーし！みんな揃ったな？それじゃあ次のところへ出発だ！」

ディ「ねえ団長、どうしてアンまで呼んだの？」

メ「あ、そういやみんなに言ってなかったな。
　コイツも一緒に旅をすることになった！」

ディ「ええー！？」

森中にディアンヌの驚いた声が響く

メ「なんでそんなに驚くんだ？」

ディ「だって…だって、アンネリーゼってこの森を守ってるんでしょ！？
　留守にしちゃって大丈夫なの？！」

メ「そういやそうだな。おい、アンネリーゼ。大丈夫か？」

『うん、その辺は心配ない。後継に任せた』

メ「お前、後継なんていたんだな」

『うん、いつ私がこの森からいなくなってもおかしくないように、
　事前に決めてある』

メ「そうか」

『うん…』

メ「じゃあ出発進行だ！」

全「おおー！」

私は緑の大きな豚…ホークママに乗る

ぷよぷよボディの上のお店は意外と安定していた

中を紹介してもらって、部屋も用意してもらった———が、断った

私は小さな部屋で寝るのがあまり好きではない。だから外で寝るからいいと断った

メリオダスの話によれば、エリザベスは力を少しずつ取り戻しつつあるそうだ

その時は近いのかもしれない