夢 ページ12
※ここからは夢主ちゃんは幼くなります
『ははうえ〜！』
小さなその足を大きく前に出し、母と呼ぶその女性の元へと駆け寄る
オ「あら、どうしたの？私の可愛いお姫様」
『あれ？ちちうえは？』
オ「あなたのお父さんは、もうすぐ帰ってきますよ」
『ほんとうですか！？きょうはどんなお話を聞かせてくれるんだろう〜？』
オ「楽しみ？」
『はい！』
転送魔法陣が出現し、その中から赤髪の大きな男の人が出てくる
ミ「オーリ！」
オ「あら、ミハイル様！今日はお早いお帰りですね」
ミ「ああ、今日の戦いはすんなり終わってな」
オ「お怪我などはしていませんか？」
ミ「かすり傷程度だ」
オ「お強いんですね、ふふっ」
『ちちうえ〜！』
ミ「おっ！アンネリーゼはオーリと一緒にいたのかい？」
『はい！ははうえといっしょにちちうえの帰りをまっていたんです』
ミ「そうか、ありがとうな」
『えへへ♪』
ミハイルはアンネリーゼを抱き抱える
『ちちうえ〜…(_ _).｡o○』
アンネリーゼはミハイルの腕の中でウトウトする
ミ「おや、眠いのかい？」
『う〜ん…』
オ「あら、もしかしてまた夜遅くまで魔法書を読んでいましたね？」
『はい…(_ _).｡o○』
オ「あれほどダメだと言ったでしょう！？」
ミ「まあまあ…オーリもその辺に…」
『(( _ _ ))..zzzZZ』
オ「この間だって———！」
ミ「オーリ。静かに」
オ「え？」
ミ「もう寝てしまっているよ」
オ「まあ…！」
オリジンはミハイルの腕の中のアンネリーゼの横髪をサラリと撫でる
オ「この子はどんな子に育つんでしょうね」
ミ「きっとお前みたいな心優しい子に育つんだろうな」
オ「あなたみたいな意志の強い子かも知れませんよ？」
ミ「はははっ！それはどうだろうな」
オ「ただ…この子には申し訳ないことをしてしまいましたね…」
ミ「え？」
オリジンは悲しい顔をする
オ「私があなたと結ばれてしまったから、あなたも非難され、この子も
きっと竜族の皆様から嫌われてしまうわ」
ミ「それは大丈夫だ。俺が何がなんでもお前たちを守るさ」
オ「あら、嬉しいことを仰ってくれるのね」
ミ「オーリ…」
オ「ミハイル様…」
2人は顔を近づける
『ちちうえ〜…ははうえ〜…ﾑﾆｬｧ(( _ _ ))..zzzZZ』
ミ・オ「「！！」」
ただ2人のせっかくのムードはアンネリーゼの寝言によって邪魔されてしまう
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作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2022年9月19日 23時
