赤4本、黄色3本。

43本 ページ43

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やめて



そんな目で莉花を見つめないで。




北斗が誰を想っているかなんて


気づきたくないのに。





好きなのに...




莉花は大我が好きなんだよ...？





いやだ。








優吾｢...とりあえず、保健室行くか｣




優吾｢体洗えるし。｣







大我｢体洗い終わったら、帰ろう。｣






樹｢だな。莉花のクマとかやばいし｣





北斗｢気づけなくてごめんな。｣






樹｢俺、先生に2人が早退すること言ってくる｣





ジェシー｢俺らは、机の落書き消しておくわ｣




大我｢教科書は俺に任せて？｣



優吾｢破るなよ？｣









慌ただしく動き出した6人を

ボーッと見つめることしか出来なかった。



違う。

正確には何も考えられなくなったんだ。









大我｢...ｰｰもしもし？父さん？｣




大我｢○○出版社と知り合いだよね？｣





大我｢そそ。あのさ、2人分の教科書を発注して欲しいんだ｣




大我｢うん。そ。Aと莉花ちゃんっていう女の子。うん...｣









慎太郎｢...父親のパワー使うとか。やることについていけないんだが...｣






優吾｢同じく｣







北斗｢慎太郎？｣




慎太郎｢了解｣




北斗｢莉花？ちょっとごめんね？｣




慎太郎｢Aもごめんね、｣





『えっ？』




｢『うわっ！』｣



(お姫様抱っこ)




女子｢キャー！！！｣







ほら。


やっぱり、北斗は莉花が好きなんだ。





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