僕らのホグワーツ青春譚 (ページ5)

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No.4 ページ5

A side

入学式からもうしばらく経って、学校にも魔法界にも慣れてきた

今日は授業も無いし図書室にでも行こうかな

そう思いながら廊下を歩いていると

『あっ！！セブルス！セブ！！やっほー！』

セブルス「、、、Aか、何の用だ？」

『どこ行くの？図書室？一緒に行っていい？勉強教えてほしいんだけど！』

セブルス「お前のそのマシンガントークはどうにかしたらどうだ？」

『だってセブルスが行くのは図書室だし、セブルスは優しいから一緒に行くのも勉強教えるのも許してくれるでしょ？』

はぁ、とため息をつくセブルス

『さっ！早く行こ行こ！』

トントンとセブルスの背中を押して早く行こうと促す

セブルス「リリーはどうした？お前は同室だし、教えてもらうならリリーの方が良いだろう？」

『リリーは私のこと大好きだから、、、つい甘やかされちゃって、、、』

そう言うとセブルスはなんだコイツとでも言うような顔をしたがほんとのことなのだ

『いやマジで！マジマジのマジなの！全部丁寧に教えてくれて休憩したいって言ったらほんとにしてくれるから、全然出来てない気がして、、、』

セブルス「まぁ僕はお前をリリーのようには甘やかさないけど、、、」

『よっし！それならなおのこと早く行こう！』

少し毒舌気味だけど相手をしてくれるセブルスと話しながら図書室へ向かう

＊

『いやぁ〜、リリーも頭良いけどやっぱセブルスも頭良いわ！！』

セブルス「お前がバカすぎるんだろう、3分おきにわかんないだの習ってないだの言う奴がいるか！」

『だってわかんないんだもん、リリーはもっと優しく教えてくれるのに、、、』

セブルス「その優しさに甘えるから授業を碌に聴かないんだろう」

『ちゃんと聴いてるよ！うぅ〜ん、実技なら出来るんだけどな、、、』

図書室での勉強を引き上げ寮へ向かっていると

『わっ！！』

いきなり上から水が降ってきた

『え？え？なに？セブルスなんかした？そんなに怒ってるの？』

セブルス「僕じゃない！」

『だってセブルスだけ全然濡れてないじゃん！』

そう、降ってきた水の大半が私にかかっていて、セブルスは少し私にかかった水がはねただけだ

『なに？誰？リリーにチクってやる！』

「えっ！それはやめて！？」

上から今度は声が降ってきた