僕らのホグワーツ青春譚 (ページ4)

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No.3 ページ4

No side

A・Aの朝は早い

入学式の翌日、つまり授業日初日

同室4人の内1番最初に起きたA

リリー達が起きる頃にはもう着替えも済ませ髪を結っていた

『あ、おはようリリー！』

リリー「Aおはよう、今日は昨日と違う髪型なのね」

『うん、昔から毎日違う結い方してるの、だから髪飾りはたくさんあるんだよね』

リリー「下ろしてた昨日と違って二つに結ってるからか、ちょっと幼く見えるけど、そのリボン、Aの髪色にとっても似合ってるわ！」

『ありがと〜！リリーも早く準備して、朝ごはん食べに行こう！！』

＊

『リリーこのパンめっちゃ美味しい！』

リリー「Aって、、、すごく食べるのね、、」

リリーは私の食べるところを見て目を丸くしているが、私はそれどころじゃない

周りからの視線がチクチクと刺さる

いや、チクチクじゃない、そんな可愛いもんじゃなくてこう、、、グサグサというか

「あの子ってダイアゴン横丁を破壊した、？」

「え、あれのせいで私今年度の教科書まだ全部買えてないのに、」

あぁ〜！！ごめんなさい！！教科書の件は間接的にごめんなさい！！！！

上級生にかなり注目されている

リリーはあまり気にしていないようだけれど、、、

まぁ人の噂も七十五日って言うし、すぐにおさまるだろう！

なんて思いながらリリーと朝食を食べていると

「おはようエバンズ！！今日も君は美しいね！さすが僕の天使だ！！」

知らない眼鏡が私とリリーの間に割り込んできやがった

誰よあんた、私とリリーを引き裂こうなんて

リリー「私は今Aと一緒にいるの！朝からAとの時間を邪魔されて不愉快だわ！」

『リリー、私食べ終わったからもう行こう』

リリー「ええ！行きましょA！！」

するとリリーは眼鏡くんを押し除けて私の手を掴みずんずんと寮へ向かう

眼鏡くんはずっとこちらを見ていたけど、私はどうにもリリーを見ているのか私を見ているのか捉え難いその視線が不愉快だった

リリーが眉間に皺を寄せながら食堂を出て行こうとする間、私はその視線に応えていた

眼鏡くんと目が合った気はしないけど