僕らのホグワーツ青春譚 (ページ27)

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No.26 ページ27

ジェームズ side

休暇明けからもう結構経った

あれからAは少しづつだけど僕に懐いてきたようで、

エバンズはどこか不満気だけど、可愛いからオールオッケーだ

懐いてきた、というのも、授業終わりに話しかけに行くと

ジェームズ「A、さっきの授業寝てたね？」

『ね、眠くて、、、おかげで黒板の内容はさっぱり、、、』

ジェームズ「僕が教えてあげるよ？」

リリー「結構よ！！A、私が教えてあげるから大丈夫よ」

とか、教室移動のとき絡みにいくと

リーマス「A？次の授業の教室はそっちじゃないよ？」

ジェームズ「エバンズはどうしたんだい？」

『リリーは先生に先に呼ばれた、って先生に連れていかれちゃって、』

ジェームズ「じゃあ一緒に行こう！Aは案外方向音痴らしいしね！」

リーマス「真反対の方向だったね、」

とか、Aの中では地位を築けている気がする

近頃ではピーターもAと話していて、なんだか僕としても手のひらくるくるだとは思うけど

Aが仲良くしてくれているから、あやかっていた

ピーターも、Aと話しているときは僕達の前のどこか遠慮気味なのもなくなるし

だけど少し突っかかることも

『リーマス、次の授業は向こうの教室だよ！』

リーマス「A、そっちじゃなくてあっち、また真反対だってば、」

リーマスとAが話していたりすると、

シリウス「、、、、、、」

シリウスが綺麗な顔に皺を寄せては、憂い顔をしているのだ

これは僕とAが話している時、ピーターとAがはなしているとき、リーマスがAと話しているときも

あろうことか、エバンズとAが話しているときでさえ、リーマスと一緒にAの方に釘付けになってはむすっとしている

もちろんそんなとき僕もエバンズに釘付けなので

ジェームズ「あっ、エバンズ」

リーマス「あ、Aだね、」

シリウス「、、、、、」

ピーター「ちょっと！三人とも前向きなよ！ぶつかるよ！？」

ジェームズ「いでっ！！」

柱にぶつかったりもするけど、

シリウスが彼女をマイナス的にみているのは目に見えていた

いつもは綺麗なその顔が、Aのことで眉間に皺を寄せているときはいつもより可愛げな顔になるのが少し面白かったりした

まぁ彼女なら何があっても大丈夫だろう