僕らのホグワーツ青春譚 (ページ19)

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No.18 ページ19

A side

リボンを手に取ったジェームズは私の前に片膝をついて三つ編みの終わり結び目にリボンをつけた

顔を上げたジェームズと目が合った

ここまでちゃんと顔を見たのは初めてだ

するとジェームズは思いついたように、はたまた台本を読むように

ジェームズ「よろしく、A・A！！」

とリーマスや黒髪達に向ける笑顔で言った。「自由」が生きていたとしたらこんな顔をしているだろうか、

それくらいにジェームズは楽しそうだったから、

『こちらこそ！ジェームズ・ポッター！』

彼の自由を真似っ子して、返事をした

すると男子寮の方から

「おい！ジェームズ！！」

と声がした。するとジェームズはビクッ！！と跳ね上がって

ジェームズ「やばい、シリウスが起きた！じゃあね！」

と言って走って行った

＊

嵐が過ぎたように感じたけど、不思議に疲れてはなくて

思い出したようにクリスマスツリーのもとに私の名前が綴られた包みを迎えに行く

セブルスからの包みを開ける

中には上等な羊皮紙が三巻きと濃藍色のインク壷が。羊皮紙はどことなく談話室の照明にあたってキラキラしてみえた

次はリーマスからの

中にはお菓子ブーツがあった。お菓子屋さんの名前が書いてあるけど知らない名前だったのでチョコレートを一粒食べてみると、

やばいくらい美味しかったから多分絶対高いやつ

最後にリリーからの包み

包装を破いていくと可愛いクリスマスカードと小さめの箱があって、箱にも綺麗なリボンがついてる

クリスマスカードには

＜Aメリークリスマス！新学期また会えるのが待ち遠しいわ！大好きよ！＞

と書いてある。えへへへへ嬉しい〜

気を取り直して箱の方を開けると、中には綺麗なリボンと髪飾りがあって、両方ともグリフィンドールを連想させる紅と山吹色のものだった

新学期の一日目にでもつけよう