排球部と蹴球部にスカウトされてます 【ブルーロック】【ハイキュー】

第18球目 ページ20

No side





「Aが探してるのって、コレ？」



片手でチョコレート色の靴を持ってそう言ったのは、




角名倫太郎であった

後ろに宮ツインズもいる




Aは思った『(バレー部何してんの？)』




侑「あっ、Aちゃん今なんで居んの？って思ったやろ！」




ニコニコで話しかけてくる宮侑




『あ、はい、、、てか角名先輩そのローファー、、、』




角名「バレー部、今日はチーム主将の会議だから、一緒に帰ろっか、」




冴「おい、バレー部の事情はしらねぇがサッカー部の練習妨害をするな、」




侑「は？なんや先輩か知らんけどな、俺らは靴を隠されてる可哀想な女子生徒助けに来ただけやわ」





三年相手にタメ語で噛み付く宮侑 強い





サッカー部とバレー部稲荷崎チームの3人、ぶっちゃけ双方正しいことを言っていると思う




唯一の大人、中立人である帝襟アンリはというと、楽しそうにこの双方の言い合いを見ている。





『(アンリさん、なんで笑ってんですか、仲裁してくださいよ)』





角名「別にAはしたくて見学してんじゃないんじゃないの？ね、Aはどうしたい？」




『え、帰りたいです』



即答



侑「んじゃ、Aちゃんは帰りたい言うてるんやし、見学を強制、なんてせぇへんよな？コーチも」




アンリ「え、あ、ああ、強制、はしないけど、、、」




そうは言われたが、A的にはここで帰るのも少し罪悪感が、、、、などと思ったのも束の間




治「じゃあ帰ろうやAちゃん、アイスでも奢ったるで？」


『ほんとですか！？ハイ！帰ります！』




瞳にハートを浮かべて即答
彼女はもうメロメロである。アイスに。




まぁ彼女のこの発言にて本日のところは

WIN バレー部稲荷崎チーム

LOSE サッカー部一同





となった




角名がAの足元に靴を置き、手を差し出す




ナチュラルにAの手を取り合わせ、靴を履いているのを助けるようにして手に触れ




冷めたような流し目でサッカー部を眺める




靴も履き終え、宮ツインズに挟まれながらアイスがどうの、と、るんるんで話しているAの頭を宮侑がするり、と控えめに撫でてから




バレー部の3人は振り返りサッカー部を見ると




デスノ○トの夜神月も顔負けのゲスい笑顔を晒してまた前へ向き直した



侑「いやぁ〜「計画通り」やな！」



『何がですか？』



治「Aちゃんには関係あらへんよ！」

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