排球部と蹴球部にスカウトされてます 【ブルーロック】【ハイキュー】

第17球目 ページ19

A side





そんなこんなで、かれこれ部活開始から30分ほどサッカー部の見学をしている




なんせファンが多い運動部の見学は、部長の許可がなくちゃいけないらしく、




コート周りには糸師先輩だの、千切先輩だの、雪宮先輩、糸師くん、サッカー部のみなさんのファンであるギャラリーの女子生徒ばかり




あれらは正規の見学では無いらしい




非正規のギャラリーがコート近くで黄色い歓声を上げながら選手達を見ていて、




正規の見学がコートからは程遠いベンチに座って、コーチであるアンリさんにサッカーのルールについて教えを乞うている




それでいいのかサッカー部




『ん、潔先輩がシュートしましたけど、あれは一点ですか？あ、遠かったからスリーポイントシュートですか？』




アンリ「Aちゃん、サッカーは基本、一点よ？」




あんなにコート広いのにぃ？うっそだぁ〜！！




するとビーー！！！と体育用の電子タイマー特有の大きなアラーム音が




どうやら一旦休憩のようで




みんなマネージャーでもあるアンリさん、もとい自分がいるベンチへ向かってくる




すると黒名先輩と糸師先輩以外のサッカー部の皆々様はみるみるこちらへと進める足が速くなり、




蜂楽「あーーーーっ！！Aだ！！」




蜂楽先輩が叫んだ




千切「A？なんでいるんだ？俺を見に来てくれたとか？」



『別に千切先輩を見に来たわけでは、、、』




黒名「見学、見学、俺がAを連れてきたんだから、今日のMVPは俺だな」




『自分の意思でいるわけじゃないんですけど、、、って黒名先輩！Aの靴どこやったんですか！』




冴「黒名、計画通りいったか、」




潔「さすがだな！」




被害者を置いて花を咲かせるな




『ってか！糸師先輩「計画通り」なんて言うってことはローファー盗ったの先輩ですか！？窃盗ですよ窃盗！サッカー部廃部にしてやりましょうか！？』




凛「お前にんな権力ねぇだろ」




『糸師くんうるさいよー？』




冴「お前がサッカー部を見学してれば下校時刻には返ってくるから安心しろ」




『安心しないっての！Aは！今！返して欲しいんです！！』




國神「まぁまぁ、見学してりゃ返ってくんだから、大人しく待ってろって、な？」




『見損ないましたよヒーロー！』




どうやら嵌められたようだ




もうサンダルで帰ってやろうかな、なんて思い始めた




すると




「Aが探してるのって、コレ？」

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