排球部と蹴球部にスカウトされてます 【ブルーロック】【ハイキュー】

第14球目 ページ16

モブ side






バレー部のギャラリーにいるモブ女子です。侑くんを見に来ていただけです




今日は試合形式の練習ということで見に来ていたんですけど、



今、第三体育館は一触即発、ピンと張り詰めた空気が漂い、皆ただ一点を見つめています




というのも、練習が終わり選手のみんなもクールダウンしているところに




サッカー部の主将、整った顔立ちで校内にファンも多い糸師冴先輩と可愛いと話題の一年生の女の子が




絶対的エースのウシワカと話をしており、糸師先輩とウシワカの間には火花が散っているからです




他のギャラリーの女の子達も、興味津々に見つめています




牛島「糸師、用件はなんだ」



冴「、、、、牛島若利」




冴「お前のチームの奴にうちの選手が脚を痛められた、つってんだが、どうしてくれる？」




眼光鋭く、淡々と口にする糸師先輩




牛島「？脚を痛めさせたという選手は誰だ。それがわからなくては話にならないだろう」




それに対しこちらも淡々と返すウシワカ




冴「白鳥沢チームの赤髪の背が高ぇ奴だ。幸い異常は無いが、お前のところの奴に部活の勧誘活動も邪魔されたと言っている」




牛島「部活の勧誘活動とはAに関しての件か？それならお互い様だ。実際うちもサッカー部に勧誘活動を邪魔されているという声が多数ある」




冴「Aはバレー部のマネじゃねぇだろうが」




牛島「それはこちらのセリフでもあろう。Aはサッカー部のマネージャーではない」




どこかマジになってきたようなウシワカ




目線でバチバチと戦う2人




絶対零度に挟まれている例の一年生のかわいこちゃんはもうかちかちに硬直している




バレー部の他の男の子達も探るようにチラ見




冴「、、、、、ウチの部がいずれ貰う」



牛島「、、、、、、その前にうちが戴く」



『、、、、えっ、なんもついてけてないんだけど自分』




冴「A、お前はうちに来るべきだ」



牛島「いや、Aはバレー部に入るべきだ。お前はいる所を間違えることはしないでいい」



そう言うとウシワカは自チームの監督の方へ、糸師先輩は体育館の出口へ行ってしまった




、、、、なんか修羅場見た気分




『えっ、自分これほっとかれるの？あんだけ振り回しといて？え、どうかと思う』




一年生ちゃんは、なんか不憫

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