排球部と蹴球部にスカウトされてます 【ブルーロック】【ハイキュー】

第9球目 ページ11

A side







『え？』



状況が把握出来ない




とりあえず後ろを向くと





「やっほーAー、今日も120点に可愛いね！」




天 童 覚



めっちゃニコニコなんだけど、士道先輩との対極感がすごい




『こ、んにちわぁ、天童せんぱぁい、、、』




やべえ顔引き攣ってるよ




士道「はぁ？誰だよお前、てかその手離せよ」




天童「え、Aー、コイツ誰？」




どことなく火花が散っているような気がする。2人ともなんとなく似てんだから仲良くしてよ




『あ、えー、天童先輩？こちら、士道先輩サッカー部三年、あー、士道先輩？こちら、天童先輩ねバレー部三年』




士道「バレー部？てことは最近Aちゃんにちょっかい出してんのってこいつの知り合い？」




天童「サッカー部ってことはAが最近しつこく勧誘されてんのってコイツの仲間？」




『え、あぁ、、そう、ですかねぇ、、、、、』




徐々に小さくなる声




2人は無言で数秒間見つめ合い、




がっ！




と天童先輩は士道先輩の足を、士道先輩は天童先輩の手首を




ギリギリときつく掴み合った




えっ、2人ともそこはだめでしょ！




『ちょっ！お互い競技に使うとこなんですからやめてください！』





すると2人は案外すんなりと足、手を引っ込め、




ほぼ同時にこちらを向くと




天・士「「じゃあA(ちゃん)が決めてよ」」




『え？何を？、、、ですか？』




士道「んじゃ、十秒数えっから先に捕まった方の部活に入るってことで〜」




天童「ほらほら、Aー速く逃げなきゃ」




「「じゅーう、きゅーう、、、、」」





そのカウントとともに走り出す




メロスもびっくりの全速力




絶対あれマジじゃん！目が、もうイっちゃってるもん




後ろを向くともう追いかけてきてる




何も考えずに上への階段を上がっていく




『来ないでください！やめて！あわよくば転んで！！』




天童「A超必死じゃーん」




士道「ははっ♡かわい」




『マジで来んなし！転べ！転べください！！』




後ろを見ながら三年フロアを走っていたのが間違いだった




ドンっ！




自分は誰かにぶつかったようだ




ピンチはチャンスってほんとかなぁ

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