排球部と蹴球部にスカウトされてます 【ブルーロック】【ハイキュー】

第43球目 ページ46

No side







今日は美術部が定期開催するスケッチの日である



スケッチの日は月に数回、運動部が全て活動している日に開催される。美術部の部員は九割九分九厘女子生徒である




活動が不定期で、大抵このスケッチ以外の活動はしていない。部費を喰うだけなので生徒会本部には結構嫌われている(主に男子役員)




そんな美術部のお姉様方は普段大多数が誰かの追っかけをしている



バレー部を見に行くため第三体育館へ向かっているあの子は及川の、サッカー部を見に行くべく第二校庭へ向かっているあの子は糸師冴の



そう、美術部のスケッチ回は、彼女達のオタ活の一つなのである。美術部のスケッチの日はどれだけ見学しても怒られない




そのスケッチブックの権威を纏い彼女達は推しを眺めに行く




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所変わってここは生徒会室前の廊下である




Aと瀬尾、基我らが生徒会長は



その禍々しいオーラを放つドアを開けられないでいた



『せ、瀬尾先輩が開けてくださいよ、、、』



瀬尾「嫌に決まってんじゃん、私先輩だよ？さっ、Aちゃん、開けて？」



『無理ですよ、、、あああ絶対あの書類の山見て怒ってんですよ、、、、』




そう恐らく中にいるのは生徒会二年生本部役員の2人



遊木に引けを取らないチャラ男やりらふぃ佐瀬、そして生徒会最恐の男



「瀬尾先輩、Aちゃん、僕はまだ生徒会室にはいませんでしたー。さっ、ちゃんとお仕事しようね今日は」



瀬尾「ひっ......！！」



『こ、こんにちは〜......佑京先輩』



佑京はガチャリと生徒会室の戸を開ける。中には佐瀬が机に脚を掛けココアシガレットをポリポリと口に含んでいた。



長机には散乱した書類に、佐瀬がついさっきお湯を淹れたカップ麺、生徒会役員によって持ち込まれた私物、マグカップやら瀬尾のポテチやらが置かれていた。




瀬尾「いや絵面アウトだろ」



佐瀬「やだなぁ先輩これココアシガレットすよ、それにポテチ持ってきてる生徒会長に言われたくね〜！」



俺は王道塩派なんすけどのり塩も美味しかったすよ！とポテチの袋を逆さにして見せる。ぽろぽろとポテチのカスが袋から落ちる。



瀬尾「私の！ポテチ！！お前佐瀬何してくれてんだ！！」



佑京「ちょっと佐瀬、掃除すんの僕なんだから辞めてよ。というか頼んでた僕の分のカップ麺は？」






遊木「いや生徒会やべえだろ」



お仕事しようね生徒会！



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