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ーー気づけば私は、暗闇の中にいた。
そしてその中で広がった光景はーー……
『ねぇそこの女の子、なにしてんの。こんな時間に』
ーー中学一年生の、私。大雨の中の、繁華街。
『……………誰、ですか』
『んあ？俺の事知らない？まあそりゃそうか。
駆け出しのアイドルなんて知るわけねえか』
『……………』
『んふふ、だんまりですかおじょーさん。
…ね、それよりほんとに、なんでこんなところいんの。
お前みたところ中学生とかでしょ？ここは危ないんだから、
早くお家帰ったほうがいーよ』
『…………帰る場所なんて、私には、無い。
お願いだから、ほっといてくださいっ‼』
『無理だよ』
『っ、なん、でっ……』
『なんでだろうね。』
『意味が、分かりません……』
『んふふっ、やろうね。
……んじゃ、俺があんたの事もらってあげる。』
『……………え？』
『俺、大野智。お前は？』
『私、はーーー…………』
「ーーーーA、ーーAっ！！」
「っ、」
目を開けると、視界に広がるのは心配そうに私を見る二宮さんの顔。
その顔を見てから、私は上半身を起こした。
今の、夢……………か。
…………久しぶりに、見た。最近見てなかったのに。
額に手を置くと、汗でびっしょり濡れていた。
「……大丈夫？」
そう言いながらタオルを差し出してくれたので、ありがたく受け取った。
「ありがとうございます。大丈夫です。」
「…ならいいんだけどさ。…A今日仕事は？」
「今日は休みです。二宮さ………和くんは？」
「俺は昼から。」
「そっか。……あ、智くんっていつ帰ってくるんだったっけ？こっちに」
一刻でも早く、智くんに会いたかった。
私はこの夢を見た後智くんに会わないと、どうしても気が落ち着かない、いつも。
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橘花(プロフ) - こんばんは。更新ありがとうございます♪主人公ちゃんの過去が紐解けそうな展開になってきてわくわくします。二宮さん、気持ち押さえて大野さんに会いに行くのすてき。。主人公ちゃんらくになれますように。。 (2018年7月5日 20時) (
レス) id: c285604a1b (このIDを非表示/違反報告)
ななか - 久しぶりの投稿とても嬉しいです！！頑張ってください！ (2017年12月25日 20時) (レス) id: 08d8ceba3c (このIDを非表示/違反報告)
ななか - こんにちは！楽しく読ませていただきました！二宮担なので幸せでした！好きだなと思った作品はメモに残しているのですが読み終わった瞬間即メモしちゃいました！season3も楽しみに待ってます！ (2017年11月30日 7時) (レス) id: 08d8ceba3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanasm08291 | 作成日時：2017年11月13日 19時
