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「さ、としくん......」
いきなり抱きしめられた事に戸惑いながら
声を上げると、
「.......もう、なんもねぇから大丈夫だ」
なにも、知らないのに。
私が今ここになんでいるのかも知らないのに、
どうして私が思うこと、智くんにはわかるんだろう。
言葉が出てこなくて、返事の代わりに
智くんの背中に腕を回すと、
ぽんぽん、と優しく私の背中を叩いてから
智くんは離れた。
「ふたりとも、中入って」
智くんのその言葉に、私は歩いて玄関の扉を開けると、
二宮さんがついてきていないことに気がついて振り返った。
「ニノ」
智くんが呼ぶと、ハッと我に返ったような表情をして、慌てて来たので
私は家の中に入り、そのままリビングへと向かった。
「んー来てくれたのはいいけど飲みの時間にはまだ早いよなぁ。どうしよっか」
「......大野さんさ、そもそもなんで今日俺を飲みに誘ったわけ？」
「それ聞く？たぶんニノ分かってるでしょ」
そう言われて二宮さんは、チラリと私の方を見た。
私......？私が今日ふたりが飲むのに関係ある...？
.........もしかして、
「...智くん、お願い言わないで」
「......なにを？」
「なに、って...」
私の、“この時期”についてのこと話すんじゃないの...？
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橘花(プロフ) - こんばんは。更新ありがとうございます♪主人公ちゃんの過去が紐解けそうな展開になってきてわくわくします。二宮さん、気持ち押さえて大野さんに会いに行くのすてき。。主人公ちゃんらくになれますように。。 (2018年7月5日 20時) (
レス) id: c285604a1b (このIDを非表示/違反報告)
ななか - 久しぶりの投稿とても嬉しいです！！頑張ってください！ (2017年12月25日 20時) (レス) id: 08d8ceba3c (このIDを非表示/違反報告)
ななか - こんにちは！楽しく読ませていただきました！二宮担なので幸せでした！好きだなと思った作品はメモに残しているのですが読み終わった瞬間即メモしちゃいました！season3も楽しみに待ってます！ (2017年11月30日 7時) (レス) id: 08d8ceba3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanasm08291 | 作成日時：2017年11月13日 19時
