7人 ページ7
zm「なぁ……なんでだんまりなんやねん……何か言ってやぁ…」
自らをゾムと名乗る男性がそう懇願するように言ってきた。
知らないフリと言われたって、覚えていないものは覚えていない。それなのにこんなにも否定されるのは少しだけ腹が立った。だからなにか言い返してやろうと口を開いた。
『………うるさい。お願いだからもう話しかけないでくれ。』
だがそれしか出てこなかった。本当は他に言ってやりたいことがあったし、どうしてトントンさんとのことを知っているんだとか諸々聞きたかった。
だけどどうしてかうまく言葉が出なかった。
zm「あ…………ごめ………おれ………酷いこと言った…」
ゾムさんは必死に俺に向かって謝ってきた。
今はその言葉に耳を傾けてないでいた。ここで許してしまう義理もないだろう。
俺は立ち上がりゾムさんを残して違う車両に移った。
ゾムさんが追ってくる様子は無く、再び列車の進む音だけが響く静かな空間に戻った。
これでよかったはずなのに、どうしてか胸が苦しい。
しばらくたった頃、ゾムさんはどうしているのだろうと気になり扉越しに先程まで居た車両の様子を見てみた。
ゾムさんは先程の俺のように広い広いシートに寝転がっていた。
泣いているのだろうか、度々肩が揺れていた。
だからとはいえ俺は悪くないし、謝りに行く気も毛頭ない。
どかっと座席に寝転がり再び睡眠をとることにした。
次に起きた時にはもういなくなってるといいな。なんて思いながら。
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７７℃(プロフ) - 杏。さん» ありがとうございます！これからもゆっくりですが更新頑張ります！ (8月18日 8時) (
レス) id: d70c103796 (このIDを非表示/違反報告)
杏。(プロフ) - めちゃくちゃ好きです。文字化けや表現も凝ってて凄く素敵な作品だと思います！！更新頑張ってください。 (8月18日 2時) (レス) id: efc02aac0e (このIDを非表示/違反報告)
７７℃(プロフ) - 白米の無い弁当さん» ありがとうございまぁぁす…！まだきちんと決まっていなかったr(((((殴 (6月13日 0時) (レス) id: 089865720f (このIDを非表示/違反報告)
７７℃(プロフ) - モモモさん» わぁぁありがとうございます…！！これからも頑張ります！ (6月13日 0時) (レス) id: 089865720f (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - なんだこの神作品は……続きが気になるｯｯｯｯ！！夢主ちゃんの過去とはなんだあｯ！！デュエルスタンb((((( (6月12日 23時) (レス) @page8 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：７７℃ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php?mailchkd=1
作成日時：2023年5月11日 0時
